ジップパーカーのプリント位置、胸・背中・フードの決め方
ジップパーカーは、胸は左右どちらかにワンポイント、大きな柄は背中に入れるのが基本です。前の中央にはファスナーがあり、柄が左右に分かれるからです。
背中の柄は、フードを下ろしたときに隠れない高さから始めます。柄の大きさは、品番ごとの身幅を見て決めます。
グッズやスタッフウェアで、ジップパーカーのどこに何を入れるか迷っている担当者に向けて書きます。基本の注意はスウェット・パーカーOEMの基礎にあり、ここでは位置と品番を詳しく見ます。
どの位置に、どんな柄が向く?
位置ごとの向き不向きと、決め方です。
| 位置 | 向く柄 | こうする |
|---|---|---|
| 左胸・右胸 | 小さなロゴ・文字 | ファスナーから離して置く |
| 背中 | 大きな柄・ツアー名 | 上端をフードの下に下げる |
| 袖 | 細長い文字・年号 | 縫い目の位置を品番で確かめる |
| フード | 小さなマーク | 2枚の生地の外側だけに入るか照会 |
| ファスナーをまたぐ | 胸の大きな柄 | 加工できるか照会。できなければ左右に分ける |
ファスナーをまたぐ柄は、閉じたときに左右がずれて見えることがあります。どうしても前に大きく入れたいなら、プルオーバーのパーカーも比べます。
掲載のジップ品番は何が違う?
掲載品番のジップパーカーは4つです。数値はカタログ値です。
| 品番 | 生地 | 色・サイズ |
|---|---|---|
| SZ2251 | 綿100%・340g/㎡ | 7色・110cm〜XXL |
| RSZ-143 | 綿100%・250g/㎡ | 5色・XS〜XXL |
| HSZ-137 | 綿100%・420g/㎡・裏起毛 | 4色・S〜XXL |
| SZP-111 | Tシャツの生地・210g/㎡ | 4色・S〜XL |
4品番とも、供給元の説明でフードは2枚の生地を重ねた作りです。SZP-111は、供給元の説明で「Tシャツ生地を使った、薄手のダブルジップパーカ」です。ダブルジップは、下からも開けられるファスナーです。
SZ2251・RSZ-143・SZP-111は、一部の色・サイズが在庫限りです。発注前に在庫を照合します。
品番で背中の幅はどう違う?
同じMサイズでも、身幅は品番で違います。背中の柄の大きさは、この幅を見て決めます。
| 品番 | Mの身幅 | Mの身丈 |
|---|---|---|
| SZ2251 | 57cm | 67cm |
| HSZ-137 | 53cm | 67cm |
| RSZ-143 | 51cm | 67cm |
| SZP-111 | 48cm | 68cm |
SZ2251とSZP-111では、身幅が9cm違います。同じ大きさの柄を刷ると、細い品番ほど背中いっぱいに見えます。
全サイズを同じ柄の大きさで刷るなら、いちばん小さいサイズで大きすぎないかを確かめます。サイズごとの考え方はサイズ違いのプリントの大きさにあります。
胸はプリントか刺繍か?
胸の小さなロゴは、プリントでも刺繍でも作れます。生地で選びます。
- 厚手のSZ2251・HSZ-137:胸の刺繍の候補。仕上がりはサンプルで見る
- 薄手のSZP-111:刺繍の周りの引きつれをサンプルで確かめる
- 背中の大きな柄:シルクスクリーンが基本
胸の刺繍の位置は、パーカー・スウェットの刺繍位置で詳しく扱っています。
子ども用で気をつけることは?
子どものサイズがあるジップ品番は、SZ2251だけです。気をつける点は3つです。
- サイズ:110・130・150cmの設定がある。色ごとの設定は発注前に確かめる
- フードのひも:供給元の説明では、子ども用(110〜150cm)には付いていない。販売ページにも書いておく
- 柄の大きさ:子どもの身幅は130cmで45cmと、大人のSより9cm狭い
大人と同じ柄の大きさで刷ると、はみ出すことがあります。考え方はキッズのパーカーにあります。
例:ツアーグッズで200枚作るなら
例として、仮にツアーグッズでSZ2251のブラックを200枚作るとします。
| 決めること | 決めた内容 |
|---|---|
| 左胸 | ロゴの刺繍・白糸 |
| 背中 | ツアー名と日程をシルクスクリーンの白1色 |
| サイズ | S20・M60・L70・XL35・XXL15 |
背中の柄は、Sサイズの身幅54cmに合わせて大きさを決めます。サイズ別の数は柄×色×サイズの数量集計表で数えます。
TSUKUWEARでは、仕様が決まってから納品まで、およそ6〜8週間が目安です。数量・工程数・時期で前後します。
次にやること
- 胸に入れるもの・背中に入れるものを1つずつ書き出す
- パーカーの品番比較で、身幅と目付から品番を1つ選ぶ
- 背中の柄を原寸で印刷し、手持ちのパーカーでフードを下ろして当ててから相談する