Tシャツの目付(オンス・g/㎡)の読み方と選び方|厚さと用途の関係
「6.2オンス」と「210g/㎡」は、同じ厚さの話をしているのに単位が違うだけです。
目付(めつけ)は生地1平方メートルあたりの重さで、Tシャツの厚さを数字で表す共通のものさしです。数字が大きいほど厚く、しっかりした生地になります。
この記事では、オンスとg/㎡の換算、厚さと透け・耐久の関係、用途別の選び方を、カタログを初めて見る方向けに説明します。
目付とオンスの換算
日本のボディカタログは主にg/㎡、海外や一部の国内ブランドはオンス(oz)で表記します。1オンスはおよそ34g/㎡に相当します。
換算は「g/㎡ ÷ 34 ≒ オンス」と覚えておけば、カタログをまたいで比べられます。
| 目付 | オンス換算 | 品番の例 |
|---|---|---|
| 135〜140g/㎡ | 約4oz | FDT-100・POT-104(ドライ) |
| 170g/㎡ | 約5oz | TRS-700(定番・コーマ糸) |
| 180g/㎡ | 約5.3oz | OGB-910(オーガニック) |
| 190g/㎡ | 約5.6oz | GAT-500(ヘビーウェイト) |
| 210g/㎡ | 約6.2oz | OE1116(マックスウェイト) |
| 340g/㎡ | 約10oz | SW2210(スウェットシャツ) |
定番のTRS-700(170g/㎡)を基準に、軽めか、しっかりかを比べると選びやすくなります。
厚さと透け・耐久・着心地の関係
目付が上がると、透けにくさと耐久性は上がり、軽さと涼しさは下がります。どちらが正解ではなく、用途で決めます。
| 目付の帯 | 透け・耐久 | 着心地 |
|---|---|---|
| 〜140g/㎡(ドライ) | 白は透けやすい・軽い | 速乾で涼しい |
| 170〜180g/㎡ | 白はやや透ける | 軽くてなめらか |
| 190〜210g/㎡ | 透けにくい・型崩れしにくい | 張りがあり、やや暑い |
| 340g/㎡(スウェット) | 透けない・長く着られる | 秋冬向き |
白いTシャツで透けを避けたいなら、GAT-500(190g/㎡)やOE1116(210g/㎡)のような厚手が安心です。濃色は薄手でも透けが目立ちにくいため、TRS-700(170g/㎡)でも成立します。
厚手ボディの特徴と品番の事実はヘビーウェイトTシャツとはで詳しく説明しています。
用途別の目付の選び方
用途が決まれば、目付の帯はほぼ決まります。迷ったときは次の表を起点にしてください。
| 用途 | 目付の目安 | 理由 |
|---|---|---|
| 販売するグッズ・ブランドT | 190〜210g/㎡ | 透けず、長く着られる |
| イベント配布・スタッフT | 170g/㎡前後 | 軽く、枚数を揃えやすい |
| 汗をかく現場・屋外 | 135〜140g/㎡(ドライ) | 速乾で重くならない |
| 秋冬の主力アイテム | 340g/㎡(スウェット) | 季節感と単価の高さ |
販売用と配布用で目付を変えるのは、ごく一般的な設計です。同じデザインでも、厚手コットンと定番ボディを用途で使い分けると、無理のない企画になります。
プリント・刺繍との相性
目付は加工の仕上がりにも影響します。生地が厚いほどインクや糸を受け止めやすく、仕上がりは安定します。
- シルクスクリーンのベタ面: 厚手ほどインクの層をしっかり支える
- 刺繍: 厚手ほどしわが寄りにくく、スウェットは最も映える
- 薄手の刺繍: 裏に芯を当てるなどの調整が要る
- ドライ素材: 昇華移染の対策が必要になる場合がある
加工の仕上がりを優先するなら、厚手の品番を軸に候補を絞ると失敗が少ないです。
目付以外に見るもの
同じ目付でも、糸の種類と編み方で風合いは変わります。数字だけで決めず、次の点も合わせて確認します。
- 糸: オープンエンド糸(ざっくり)かコーマ糸(なめらか)か
- 編み: 天竺(一般的なTシャツの編み)か、リブや裏毛か
- シルエット: レギュラーかオーバーサイズか
- 色数・サイズ範囲: 企画に必要な色とサイズが揃うか
糸の違いはオープンエンド糸とコーマ糸の違いで詳しく解説しています。
カタログで目付を見るときのコツ
ボディカタログは品番ごとに目付が載っていますが、読み方に少しコツがあります。
- 同じ「ヘビーウェイト」という呼び名でも、ブランドや品番で目付は異なる。数字で比べる
- 目付は生地の重さで、Tシャツ1枚の重さではない
- 洗濯で生地が縮むと、体感の厚さはわずかに増す
- 半袖と長袖が同じ目付なら、風合いを揃えてシリーズにできる
数字と実物の印象を合わせるために、候補の品番はサンプルで手触りを確かめてから決めると確実です。
まとめ
- 目付は生地の重さで、g/㎡ ÷ 34 ≒ オンス
- 定番の170g/㎡(TRS-700)を基準に、軽めかしっかりかを比べる
- 白の透けを避けるなら厚手(190〜210g/㎡の品番)が安心
- 販売用は厚手、配布用は定番の厚さ、汗をかく現場はドライが基本
- 同じ目付でも糸と編み方で風合いは変わる
用途を伝えていただければ、目付の帯と候補になる品番をお伝えします。企画の段階でも無料相談からお気軽にどうぞ。