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TSUKUWEAR
素材・加工公開 約4分で読めます

ウェアの撥水と防水の違い|屋外スタッフ用の選び方

執筆・編集:TSUKUWEAR(品質と進め方/運営会社)

撥水(はっすい)は、生地の表面で水をはじく性質です。防水は、撥水と、水を通さない「耐水性」を合わせた呼び方です。

小雨や水はねを玉にして落とすなら、撥水で足ります。雨の中に長くいる仕事なら、耐水度の数値がある品番を選びます。

屋外のイベントや作業で着るスタッフウェアを選ぶ担当者に向けて、2つの違いと、ロゴを入れる前に確かめることをまとめます。

撥水と防水は何が違う?

違いは、水を止める場所です。

呼び方 何をするか 測り方
撥水 表面で水をはじく 水をかけて濡れ方を見る
耐水 水圧がかかっても通さない 水圧をかけて染み出す点を測る
防水 撥水と耐水の両方 上の2つを合わせて見る

繊維の試験機関は、防水性を「はっ水性(水をはじく性質)と耐水性(水の通過や浸透に対する抵抗性)の総称」と説明しています。

つまり、撥水だけの服は「水をはじく服」で、「水を通さない服」とは限りません。水圧がかかったときに通さないかは、撥水の級からは分かりません。

撥水の表示には決まりがある

撥水には、家庭用品品質表示法にもとづく繊維製品品質表示規程で決まりがあります。

「はっ水性」とは、繊維製品の表生地について、次の各号に掲げる試験を行った場合に、日本工業規格L一〇九二(繊維製品の防水性試験方法)の七・二に規定するはっ水度が、全ての試験片について二級以上である性質をいう。

つまり、決まった試験で、すべての試し布が2級以上なら「はっ水性」がある、ということです。表示するときは「はっ水(水をはじきやすい)」か「撥水(水をはじきやすい)」と書くと決まっています(消費者庁の規程本文、2026年10月27日に確認)。

試験の流れは、京都府の繊維の試験機関の案内では次のとおりです。

  • 生地を45度に傾けて、上から決まった量の水をかける
  • 生地の濡れ方を、1級から5級の見本と比べる
  • 級が高いほど、水が玉になって転がり落ちる

表示の「撥水」は、この試験で決まった級を満たすという意味です。耐水の性能までは示しません。

耐水の数値はどう読む?

耐水は、生地に水圧をかけて、どこで水が染み出すかで測ります。単位は「mm」(水の柱の高さで表した圧力)です。

  • 数値が大きいほど、水を通しにくい
  • 撥水の級とは別の試験で測る
  • 品番の説明に数値がなければ、耐水は分からない

長く雨に当たる、濡れた場所に座る、という使い方なら、耐水の数値を供給元に確かめます。数値が出ていない品番を「防水」として配らないでください。

掲載品番では撥水まで

掲載品番の説明には、撥水の加工が書かれているものがあります。耐水の数値が書かれた品番は、掲載の中には見当たりません。

品番 種類 供給元の説明
NSV-505 ナイロンのショーツ 撥水加工のナイロン100%
FLC-018 フリースのコート 表地に水や汚れを弾く加工
NPE-310 たためるバッグ はっ水機能

この3つは「水をはじく」までの品番です。雨の中で長く着る上着が要るなら、耐水の数値がある品番を別に探す必要があります。

ロゴを入れたあとは何が変わる?

撥水の加工がある生地は、ロゴの入れ方で確かめることが増えます。

  • プリント:表面が水をはじくため、インクが定着しにくい場合がある
  • 刺繍:針の穴があく。水を通さない性能が要るなら、刺繍の可否から相談する
  • 熱:ポリエステルやナイロンは、熱で縮む場合があると供給元に書かれている

撥水の生地へのロゴは、TSUKUWEARでは品番ごとに要相談です。プリントか刺繍かは、加工の見本を作ってから決めます。生地の種類と加工の相性は、イベントスタッフの上着の選び方にまとめています。

見本では、ロゴの上とまわりに水をかけて、はじき方がほかの場所と同じかを見ます。見本の進め方は加工サンプルと量産承認にあります。

例:屋外イベントのスタッフ40人なら

仮に、夏の終わりの屋外イベントで、スタッフ40人の装いを決めるとします。

  • 小雨なら:撥水の上着か、乾きやすいドライTシャツで足りる
  • 雨でも立ち続けるなら:耐水の数値がある雨具を別に用意する
  • 両方ありうるなら:ロゴを入れた撥水の上着に、雨具を重ねる前提にする

「撥水だから雨具はいらない」と決めずに、雨の日の持ち場で分けます。暑い日の素材の選び方は、夏の屋外スタッフのウェアにあります。

次にやること

  1. 着る場面を「小雨・長い雨・水はね」のどれかに分ける
  2. 長い雨なら、耐水の数値がある品番かを供給元に確かめる
  3. ロゴを入れる品番は、見本に水をかけてはじき方を比べる

スタッフの人数と着る場面がまとまったら、ユニフォーム・イベントTのページから品番と加工の相談ができます。

このボディ・この加工で作れるか、聞いてください

品番やデザインのラフがあれば添えてください。ボディと加工の組み合わせで作れるかどうかと、決めるべきことをお返しします。

初回のご相談と概算のお見積もりは無料です。全国どこからでもご相談・納品できます。

ご相談 → 原則3営業日以内にご返信 → 仕様のすり合わせ → お見積もり → ご承認後に製作(仕様確定後6〜8週間が目安)

製作例:YouTuber「水ラーメン」の公式グッズ。2柄×3色・合計3,000枚、シルクスクリーン+刺繍の2工程を、発注から約5週間半で納品しました。事例を見る

LINEで送る例:「『ウェアの撥水と防水の違い』を読みました/300枚くらい/時期は未定」

用途・枚数・時期の3つが分かれば、最初のご返信ができます。ロゴやラフの画像があれば一緒に送ってください。LINEでも返信は原則3営業日以内です。

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