ブランドの最初のコレクションを何型にするか|T・ロンT・スウェットで組む初回の品ぞろえ
最初のコレクションの型数は、型×色×サイズで増える「在庫の種類」の総数で決めます。型を1つ足すと、色とサイズの数だけ在庫の種類が増えるからです。
型を増やしたいなら、同じデザインを違うボディに展開する組み方が向いています。ロゴデータを共通にでき、季節をまたいで売り場を保てます。
Tシャツ1型で始めるか、ロンTやスウェットも並べるかを決めたい人に向けた記事です。1型目の始め方はアパレルブランドの立ち上げ方で扱っています。
型数×色数×サイズの在庫マトリクス
まず、出したい型をすべて書き出し、在庫の種類(色×サイズの組み合わせ)を数えます。次の表は計算例です。
| 型(品番の例) | 色×サイズの例 | 在庫の種類 |
|---|---|---|
| Tシャツ(OE1116) | 2色×5サイズ | 10 |
| ロンT(RL1216) | 1色×5サイズ | 5 |
| スウェット(SW2210) | 1色×5サイズ | 5 |
| 合計 | ― | 20 |
総発注数を固定したまま種類を増やすと、1種類あたりの平均枚数は減ります。色・サイズ別の販売見込みを確認して配分します。
自分の案を書き込む表
| 型(品番) | 色数×サイズ数 | 在庫の種類×1種類あたりの枚数 |
|---|---|---|
| 1型目 | ||
| 2型目 | ||
| 3型目 |
合計の枚数が決まったら、ブランド立ち上げの初期費用の採算式に入れて、回収に必要な販売枚数と比べます。
2型目を足すときの3つの組み方
2型目は、1型目と何を変えるかで3つに分けられます。
| 組み方 | 例 | 向くブランド |
|---|---|---|
| 同じデザイン・ボディ違い | 同じロゴをTとロンTに入れる | ロゴやモチーフが軸のブランド |
| 同じボディ・デザイン違い | OE1116に柄を2つ | グラフィックが軸のブランド |
| 季節違い | 春夏はT、秋冬はスウェット | 通年で売り場を保ちたい |
共通のロゴデータを使う案でも、品番ごとに加工方法・位置・大きさを確認します。
同じデザインを複数のボディに使う組み方
供給元のカタログで同素材と記載がある組み合わせを使うと、色や風合いをそろえやすくなります。
| 組み合わせ | カタログの記載 | 使い方 |
|---|---|---|
| OE1116(T)+RL1216・OE1210(ロンT) | 同素材・どれも綿100%・210g/㎡ | 半袖と長袖で同じ柄を出す |
| SW2210(スウェット)+SA7200(パンツ) | SA7200は「SW2210と同素材」 | 上下のセットアップ |
| SW2210+SP2250(パーカー) | どちらも綿100%・340g/㎡ | 同じ柄で形違い |
SW2210とSP2250は、同じ生地かどうかの記載が供給元にありません。色の見え方は、並べて現物で確かめます。
g/㎡は生地1㎡あたりの重さで、厚さそのものではありません。版を品番どうしで共用できるかは、刷る大きさと生地で変わるため、見積もり時に確認します。
色をそろえるときの照合
同じデザインを複数の品番に入れる場合、全品番にある色を選ぶと見せ方がそろいます。
- OE1116は42色、RL1216は10色、SW2210は12色(カタログの設定)
- 3品番すべてにある色名は、ホワイト・ヘザーグレー・ブラック・ネイビーの4色(SW2210のカタログ表記は「ヘザ-グレ-」)
- 同じ色名でも品番によって色味が違う場合がある。現物で照合する
色名の照合は、T・ポロ・キャップ・トートで色を揃える記事でも扱っています。在庫は時期で変わるため、発注前に確認します。
初回を絞るか、型を並べるか
型数の決め方に正解はありません。売り場と資金で判断します。
- 売り場が1つで、在庫を持てる量が少ない:1型・色を絞る
- ポップアップなどで棚を埋めたい:同じデザインのボディ違いで型を並べる
- 追加生産にも仕様確定後およそ6〜8週間かかる(TSUKUWEARの場合)。売れた型の追加は販売期間に間に合うかで判断する
品番どうしの比較は用途から選ぶ品番の比較で見られます。
やりたい型と色を送ってください
次の表を埋めていただければ、在庫の種類数を整理し、ボディと加工の組み合わせをご提案します。
| 項目 | 記入例 |
|---|---|
| やりたい型 | Tシャツ・ロンT・パーカー |
| 色 | 白・黒(パーカーは黒だけ) |
| サイズ | S〜XL |
| 売り場 | ネットショップとポップアップ |
TSUKUWEARは100枚以上のご相談が中心です。最小ロットはボディと加工の組み合わせで異なるため、100枚未満もまずご相談ください。
記入した型・色・サイズの案は、無料相談からお送りください。
まとめ
- 型数は、型×色×サイズで増える在庫の種類の総数で決める
- 2型目は、ボディ違い・デザイン違い・季節違いの3つの組み方がある
- OE1116とRL1216・OE1210、SW2210とSA7200は、カタログに同素材の記載がある
- 同じ色名でも品番で色味が違う場合があるため、現物で照合する
ブランドの立ち上げはブランド立ち上げのページで条件をまとめています。型と色の案は、決めきれていない段階でも構いません。