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TSUKUWEAR
基礎知識公開 約4分で読めます

アパレルブランド立ち上げの初期費用|Tシャツ1型で必要なお金の項目と採算式

執筆・編集:TSUKUWEAR(品質と進め方/運営会社)

アパレルブランドの立ち上げにいくらかかるかは、製造・販売準備・発送の3つに分けて項目を洗い出すと見積もれます。金額はブランドごとに大きく違うため、決まった相場はありません。

この記事では価格を載せていません。代わりに、Tシャツ1型で必要な費用の項目と、回収に必要な販売枚数を出す式を載せています。

対象は、これからブランドを始める個人や小規模事業者です。手順の全体像はアパレルブランドの立ち上げ方にまとめています。

初期費用の項目チェック表

まず、使うお金の項目を全部並べます。製造の見積もりだけを見て予算を組むと、販売と発送の費用が抜けやすくなります。

製造にかかる費用

項目 中身 確認先
ボディ 無地のTシャツ本体 製造の見積書
初期設定 シルクスクリーンの版・刺繍データ 製造の見積書
加工 プリント・刺繍の作業 製造の見積書
付属・包装 タグ・個包装・サイズシール 製造の見積書
サンプル 量産前の確認用 製造の見積書
納品の送料 自宅や倉庫への配送 製造の見積書

販売準備と発送にかかる費用

項目 中身 確認先
撮影 商品写真・着用写真 撮影の依頼先
販売の場 ネットショップの利用料・手数料、出店料 各サービスの料金表
発送資材 袋・箱・緩衝材・納品書 資材の購入先
保管 在庫を置く場所・倉庫の費用 倉庫の見積書
名前の確認 ブランド名・ロゴの商標の調査 弁理士などの専門家
  • ネットだけで売る場合も、撮影・手数料・発送資材は必要になる
  • 商標の調査や出願が必要かどうかは、専門家に相談して決める

数量で割れる費用と割れない費用

製造の費用は、2つの性質に分けて考えます。版や刺繍データなどの初期設定の費用は、数量で割れる費用です。

種類 例 数量を増やすと
数量で割れる 版・刺繍データ・サンプル 1枚あたりの負担が小さくなる
条件で変わる ボディ・加工・包装 仕様と数量によって条件が変わる
販売の数で決まる 手数料・発送資材・送料 売れた数に応じて増える

見積総額は、次の式で整理できます。

見積総額 = ボディ費の合計 + 加工仕様別の費用 + 初期設定・試作などの費用 + 包装・配送などの費用

項目の有無や含まれ方は、依頼先と案件ごとに確認します。同じ費用を二重に数えないよう注意してください。内訳の考え方はTシャツOEMの費用の内訳で詳しく扱っています。

回収に必要な販売枚数の式

初期費用を、何枚売れば取り戻せるかを計算します。使うのは次の3つの式です。

  1. 1枚あたりの製造原価 = 製造の見積総額 ÷ 製造枚数
  2. 1枚あたりの粗利 = 販売価格(税抜) − 1枚あたりの製造原価 − 1枚あたりの手数料・送料負担・梱包費
  3. 回収に必要な販売枚数 = 初期費用の合計 ÷ 1枚あたりの粗利
  • 3の「初期費用の合計」には、製造の見積総額と撮影・資材などの準備費を入れる
  • 回収に必要な枚数が製造枚数に近いほど、売れ残りの余裕が小さい
  • 粗利がマイナスなら、販売価格・仕様・数量のどれかを見直す

販売価格の決め方は、グッズ・ブランドTシャツの販売価格の決め方で上代から逆算する手順を解説しています。

費用を抑えるときに見直す順番

予算が合わないときは、ブランドの見え方への影響が小さいものから見直します。

見直す項目 変える内容 影響
色数 プリントの色を減らす 版の数が減る
色展開 ボディ色を絞る 色ごとの在庫が増えやすくなる
加工の箇所 前後両面を片面にする デザインの印象が変わる
付属 個包装やタグの仕様を見直す 販売時の見え方が変わる

ボディの目付を下げるなど、着心地に関わる変更は最後に検討します。ブランドの核になる部分は残してください。

見積もりを比べるシート

複数の依頼先から見積もりを取ったら、条件をそろえて比べます。判定できるのは、条件がそろっているかと、抜けている費用項目がないかまでです。

  • ボディは同じ品番・色・サイズ構成か
  • 数量は柄・色・サイズの内訳まで同じか
  • 初期設定の費用は別に書かれているか、含まれているか
  • 包装・配送・税の扱いは同じか

TSUKUWEARは100枚以上のご相談が中心です。これは当サービスが主に受けている規模で、最小ロットや費用の境目を意味しません。依頼文の書き方は見積もり依頼で伝えることを参考にしてください。

まとめ

  • 初期費用は、製造・販売準備・発送の3つに分けて項目を洗い出す
  • 版や刺繍データは数量で割れる費用、手数料や送料は売れた数で増える費用
  • 回収に必要な販売枚数は、初期費用の合計を1枚あたりの粗利で割って出す
  • 予算が合わないときは、色数・色展開・加工の箇所から見直す

ブランドの立ち上げの進め方はブランド立ち上げにまとめています。作りたい1型と想定数量を添えて、無料相談からお送りください。

何から決めればいいか、から相談できます

用途と、だいたいの枚数と時期だけ教えてください。ボディと加工の選び方から一緒に整理します。

初回のご相談と概算のお見積もりは無料です。全国どこからでもご相談・納品できます。

ご相談 → 原則3営業日以内にご返信 → 仕様のすり合わせ → お見積もり → ご承認後に製作(仕様確定後6〜8週間が目安)

製作例:YouTuber「水ラーメン」の公式グッズ。2柄×3色・合計3,000枚、シルクスクリーン+刺繍の2工程を、発注から約5週間半で納品しました。事例を見る

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用途・枚数・時期の3つが分かれば、最初のご返信ができます。ロゴやラフの画像があれば一緒に送ってください。LINEでも返信は原則3営業日以内です。

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