本文へ移動
TSUKUWEAR
基礎知識約4分で読めます

TシャツOEMの最小ロット|100枚が一つの目安になる理由と決め方

「何枚から頼めますか」は、OEMの相談で最初に出る質問です。ここでは、その答えと、100枚という数字が目安として語られる理由を説明します。

まず答えから言うと、最小ロットはボディと加工の組み合わせで異なります。当サイトでは100枚以上のご相談が中心ですが、100枚未満も条件次第ですので、まず相談してください。

この記事では、なぜ数量で1枚あたりの費用が変わるのか、100枚未満のときにどう考えるか、用途別に数量をどう決めるかを扱います。

最小ロットが「一律◯枚」ではない理由

ネット印刷のように「◯枚から」と一律に言えないのは、OEMでは組み合わせが無数にあるからです。

  • ボディ: 品番・色・サイズによって、揃えやすさが違う
  • 加工: シルクスクリーンは版を作る、刺繍はデータを作る、2工程なら両方
  • 付属: 織ネームや個包装の有無で、手配の単位が変わる

たとえばプリント1色・定番ボディと、刺繍+プリントの2工程・特定色では、成立する数量が変わります。だからこそ「組み合わせで異なる」という答えになります。

ボディの色も影響します。定番色は揃いやすい一方、特定の色やサイズは数が限られる場合があり、必要枚数を確保できるかは品番ごとに確認が必要です。

100枚が目安になる理由:版代の按分

100枚という数字は、費用の構造から自然に出てきます。鍵は「版代」です。

費用の要素 数量が増えると1枚あたりは
版代(初期費用) 軽くなる(総額を枚数で割るため)
ボディ代 変わらない(枚数に比例)
加工費 変わらない(枚数に比例)
付属費 変わらない(枚数に比例)

版代は「一度作れば本生産全体で使える」ため、枚数で割ります。枚数が少ないほど版代の比重が重く、枚数が増えるほど1枚あたりの負担は軽くなります。100枚は、その按分が意味を持ち始める目安として語られる数字です。

この構造は、シルクスクリーンだけでなく刺繍にも当てはまります。刺繍データの作成費も、枚数で割る初期費用だからです。

費用の4要素は費用の内訳で詳しく解説しています。

100枚未満のときの選択肢

100枚に届かないからといって、あきらめる必要はありません。いくつかの道があります。

  • まず相談する: プリント1色・定番ボディなど、成立しやすい仕様に寄せられることがある
  • 柄数を絞る: 2柄×50枚より、1柄×100枚のほうが版代を1つにまとめられる
  • サイズや色を絞る: 展開を1色・3サイズに絞ると、同じ枚数でも手配しやすくなる
  • ネット印刷を検討する: 数枚〜数十枚で急ぎなら、そちらのほうが合理的

数枚の試作をネット印刷で行い、反応を見てからOEMで本生産する、という二段構えも現実的です。使い分けはネット印刷とOEMの判断基準で整理しています。

用途別:数量の決め方

数量は「作れる枚数」ではなく「はけると見込める枚数」から決めます。用途によって起点が違います。

用途 数量の起点
タレント・アーティストのグッズ ライブ動員やフォロワー数からの購入率見込み
企業ノベルティ・ユニフォーム 配布人数・スタッフ数+予備
ブランド立ち上げ 初回は売れる見込みより控えめにして在庫を抑える

ノベルティやユニフォームは人数が決まっているので計算しやすい一方、物販は読みが外れやすい分野です。初回を絞って追加生産で補う設計が安全です。

スタッフユニフォームは、洗い替えと入れ替わりの分を上乗せしておくと、後から少数を追加する手間が減ります。

数量を増やすときに気をつけること

100枚を超えて300枚、1,000枚と増やす場合は、数量そのものより「配分」が問題になります。

  • サイズ配分: 中心サイズを厚めに、両端は薄く。売れ残りは端サイズに出やすい
  • 色配分: 1色目で反応を見て、2色目は追加で
  • 柄数: 柄が増えるほど版数が増え、1柄あたりの数量が減る
  • 追加生産: 追加生産の際の版の扱いは、お見積もり時に案内

数量が多いほど版代の按分は効きますが、売れ残りの在庫は逆に重くなります。数量は「費用」と「在庫」の両方を天秤にかけて決めてください。

配分の型はサイズ展開と枚数配分、300枚以上のまとまった生産は量産のご相談をご覧ください。

まとめ

  • 最小ロットはボディと加工の組み合わせで異なり、一律には決まらない
  • 100枚が目安になるのは、版代を枚数で割る費用構造のため
  • 100枚未満は、仕様を寄せる・柄を絞る・ネット印刷と併用するなどの選択肢がある
  • 数量は「はける見込み」から決め、初回は絞って追加で補う
  • 数量が増えたら、サイズ・色・柄の配分に注意する

「この仕様で何枚なら成立するか」は、用途と希望枚数を添えていただければお答えできますので、無料相談からご相談ください。

作りたいものが決まっていなくても大丈夫です

「こんなTシャツは作れる?」の一言だけでも構いません。LINEまたはメールフォームから、気軽にご相談ください。

LINEで相談フォームで相談する