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基礎知識約4分で読めます

既製ボディ加工と完全オリジナル縫製(型起こし)の違いと選び方

OEM会社の説明に「既製ボディ」「型起こし」という言葉が出てきて、何が違うのか分からない。そこで止まってしまう方は少なくありません。

一言で言うと、既製ボディ加工は出来上がったTシャツに加工を施す方法、型起こしは生地と型紙から一着を作る方法です。前者はブランド立ち上げやグッズに向き、後者は既製品にない形を作りたいときの選択肢です。

この記事では、両者の違いを比較軸ごとに並べ、どちらを選ぶべきかの判断材料をお渡しします。なお当サイトは既製ボディ加工型で、型起こしはご相談までの範囲です。

二つの作り方を一言で

言葉の意味を先に揃えます。

  • 既製ボディ加工: 国内ボディブランドのカタログから無地のTシャツを選び、シルクスクリーンや刺繍を施す
  • 完全オリジナル縫製(型起こし): 生地選び・型紙作成・縫製を一から行い、形そのものを設計する

服を注文するときの「既製スーツに名入れ」と「フルオーダー」の関係に近いと考えると分かりやすいです。

何が違うのか:5つの比較軸

違いは「自由度」と「手軽さ」のトレードオフに集約されます。

比較の軸 既製ボディ加工 型起こし
形・シルエット カタログの範囲から選ぶ 自由に設計できる
生地 品番ごとに決まっている 生地から選ぶ
数量 100枚以上の相談が中心(100枚未満もまず相談) まとまった数量が前提になりやすい
期間 仕様確定後およそ6〜8週間が目安 型紙・サンプルの往復で長くなりやすい
準備するもの デザインデータと仕様 仕様書・パターン・生地の知識

型起こしは自由度が高い代わりに、決めることが桁違いに多くなります。「形にこだわりがあるか」が最初の分かれ目です。

既製ボディ加工が向く企画

次のような企画は、既製ボディ加工で十分に、むしろ効率よく実現できます。

  • タレント・アーティスト・YouTuberの公式グッズ
  • 企業ノベルティ・スタッフユニフォーム・イベントT
  • Tシャツ1型から始めるアパレルブランドの初期
  • 追加生産を繰り返す定番アイテム

既製ボディは国内ボディブランドが継続的に作っている品番なので、色・サイズが揃いやすく、追加生産の計画も立てやすい点が強みです。基本の流れはTシャツOEMとはで解説しています。

型起こしが向く企画

一方で、型起こしでないと実現できない企画もあります。無理に既製ボディに寄せると、企画の核が失われます。

  • 既製品にないシルエット(極端なオーバーサイズ、特殊な袖など)
  • 生地の織りや風合いそのものをブランドの売りにしたい
  • 縫製仕様(ステッチの色や縫い代の処理)をデザインの一部にしたい

これらは型紙の作成やサンプルの往復が必要で、期間と準備の負担が大きくなります。型起こしを前提にする場合でも、まず既製ボディで1型を出して反応を見てから移行する、という順番は珍しくありません。当サイトでは型起こしはご相談までの範囲ですので、企画の段階で一度お話しください。

既製ボディでもブランドらしさは出せる

「既製ボディだと、ほかと同じに見えるのでは」という心配はもっともです。ただ、実際にはボディ選びと付属で大きく差がつきます。

  • ボディ選び: 目付(厚さ)・糸(オープンエンドかコーマ糸か)・色で、着心地と見た目が変わる
  • 刺繍: ワンポイントの刺繍は、プリントとは違う立体感と高級感を出す
  • 織ネーム: 首元のタグを自分のブランド名にするだけで、印象が変わる
  • 2工程の組み合わせ: 胸は刺繍、背中はプリントで、既製品らしさが薄れる

ボディ選びの段階で「オープンエンドのざっくりした風合い」か「コーマ糸のなめらかさ」かを決めるだけで、手触りの印象は大きく変わります。

厚手のボディはヘビーウェイトのボディ、タグの考え方はネームタグ・織ネームの基礎を参考にしてください。

迷ったときの判断手順

どちらにするか迷うなら、次の順で自問すると答えが出ます。

  1. 既製品にない「形」が企画の核か → はい なら型起こしを検討
  2. 初回は100枚以上を中心に、まとまった数量を作るか → はい なら既製ボディ加工が現実的
  3. 発売日・イベント日までの余裕が少ないか → はい なら既製ボディ加工(仕様確定後およそ6〜8週間が目安)
  4. まず1型で反応を見たいか → はい なら既製ボディ加工

多くの企画は2〜4に当てはまります。ブランド立ち上げの手順はブランド立ち上げのページでも案内しています。

まとめ

  • 既製ボディ加工は「選んで加工する」、型起こしは「一から作る」
  • 違いは自由度と手軽さのトレードオフ。形にこだわるかが分かれ目
  • グッズ・ノベルティ・ブランド初期は既製ボディ加工で十分に実現できる
  • 既製ボディでも、目付・糸・刺繍・織ネームでブランドらしさは出せる
  • 当サイトは既製ボディ加工型で、型起こしはご相談まで

「この企画は既製ボディで成立するか」という段階のご相談も歓迎ですので、無料相談からお気軽にどうぞ。

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