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TSUKUWEAR
素材・加工公開 約4分で読めます

服の毛玉と素材|発注前に確かめる3つのこと

執筆・編集:TSUKUWEAR(品質と進め方/運営会社)

服の毛玉は、素材の名前だけでは決まりません。発注前に確かめるのは、こすれる場所・混ぜた繊維の割合・試験の等級の3つです。

等級が出ていない品番なら、着て洗った見本を並べて比べます。「綿だから大丈夫」「ポリエステルだからできやすい」と、名前だけで決めないでください。

スウェットやTシャツをまとめて作る担当者に向けて、毛玉の見方と、発注前に聞くことをまとめます。

毛玉はなぜできる?

毛玉は、生地の表面の繊維がこすれて絡まり、小さな玉になったものです。繊維の試験機関は、この状態を「ピリング」と呼んでいます。

できやすさを左右するのは、主に次の3つです。

  • こすれる強さと回数:着ている間の摩擦と、洗濯のときの摩擦
  • 繊維と糸:どの繊維を、どんな割合で混ぜたか
  • 生地の表面:毛羽の出やすさ

つまり、同じ「綿100%」と書かれていても、糸や編み方が違えば結果は変わりえます。比べるには、同じ物差しで測った結果を並べる必要があります。

毛玉の試験は何を見る?

毛玉のできやすさは、JIS L 1076(織物と編物のピリング試験方法)で測れます。試験機関の案内では、ICI形という方法の流れは次のとおりです。

  1. 生地をゴム管に巻き、内側にコルクを張った箱に入れる
  2. 箱を回して、生地どうしをこすり合わせる
  3. 決まった時間のあと、標準の写真と見比べて等級を付ける

等級は1級から5級です。数字が大きいほど、毛玉ができにくいことを表します。

試験機関は、一般的な目安として3級以上を挙げています。ただし、これは試験機関の示す目安です。発注で何級を求めるかは、注文前に依頼先と取り決めます。

掲載品番の説明で分かること

掲載品番では、供給元が毛玉の注意を書いている例があります。

品番 素材 供給元の注意
TCR-112 綿・ポリエステル・レーヨン 摩擦や洗濯で毛玉が出る場合がある

TCR-112は、色によって混ぜた割合が3通りあります。ヘザーブラックは綿13%・ポリエステル63%・レーヨン24%、オートミールは綿62%・ポリエステル2%・レーヨン36%です(供給元の商品ページ、2026年10月27日に確認)。

同じ品番でも、色を変えると繊維の割合が変わります。毛玉を気にする企画なら、使う色ごとに見本を用意します。詳しくはトライブレンドTシャツの記事にあります。

注意書きがない品番も、毛玉ができないという意味ではありません。書いていないだけと考えて確かめます。

こすれる場所から確かめる

毛玉は、こすれる場所に集まります。着る人の動きを先に書き出すと、見本で見る場所が決まります。

着る場面 こすれる場所
肩かけのバッグを持つ 肩・わき腹
腕を振って歩く・作業する わき・袖の内側
机やカウンターに寄りかかる おなか・袖口

この表で当たる場所があれば、見本を着たときにその場所を見ます。スウェットのように表面に毛羽がある生地は、特にそこを比べます。

発注前に聞くこと

依頼先には、次の順で聞きます。

  • その品番に、毛玉の試験の結果(等級)があるか
  • あるなら、何の方法で、何級だったか
  • 色によって繊維の割合が変わるか
  • 試験の結果がないなら、着用と洗濯で見本を試せるか

試験の結果がないときは、こう進めます。

  • 着用の見本:担当者が数日着て、上の表の場所を写真に残す
  • 洗濯の見本:洗濯表示どおりに洗い、洗う前と並べて撮る

記録は「品番・色・着た日数・洗った回数・写真」の5つで足ります。見本の進め方は加工サンプルと量産承認にまとめています。

例:冬のスタッフスウェット300枚なら

仮に、店舗スタッフ用のスウェットを300枚作るとします。毎日着て、週に数回洗う使い方です。

  • 候補:SW2210(綿100%・340g/㎡)と、ほかの1品番
  • こすれる場所:レジ台に当たるおなか、バッグを持つわき腹
  • 進め方:2品番を2人ずつ着て、同じ回数洗って並べる

どちらかに毛玉が目立つなら、その結果で品番を決めます。どちらも気になるなら、こすれる場所に柄を置かない配置も考えます。

毎日の洗濯で気になる点は、縮みやプリントのひび割れと一緒に見ると、見本を一度で済ませやすくなります。

次にやること

  1. 着る場面を書き出し、こすれる場所に印を付ける
  2. 候補の品番と色を2つに絞り、試験の結果があるかを聞く
  3. 結果がなければ、見本を着て洗い、写真を並べる

制服として毎日着るなら、ユニフォーム・イベントTのページで、品番の選び方と進め方を確かめられます。

このボディ・この加工で作れるか、聞いてください

品番やデザインのラフがあれば添えてください。ボディと加工の組み合わせで作れるかどうかと、決めるべきことをお返しします。

初回のご相談と概算のお見積もりは無料です。全国どこからでもご相談・納品できます。

ご相談 → 原則3営業日以内にご返信 → 仕様のすり合わせ → お見積もり → ご承認後に製作(仕様確定後6〜8週間が目安)

製作例:YouTuber「水ラーメン」の公式グッズ。2柄×3色・合計3,000枚、シルクスクリーン+刺繍の2工程を、発注から約5週間半で納品しました。事例を見る

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用途・枚数・時期の3つが分かれば、最初のご返信ができます。ロゴやラフの画像があれば一緒に送ってください。LINEでも返信は原則3営業日以内です。

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