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TSUKUWEAR
素材・加工公開 約5分で読めます

薄手・ドライ生地に刺繍するとき|つれ・波打ちを防ぐデザインと品番の選び方

執筆・編集:TSUKUWEAR(品質と進め方/運営会社)

薄手やドライ生地の刺繍で起きるつれ(パッカリング)は、刺繍の面積・針数・位置と生地の組み合わせで出方が変わります。防ぐ手は、デザインを軽くするか、生地にゆとりのある品番を選ぶかの2つです。

ドライ生地に刺繍ができないわけではありません。ただ、同じロゴでも厚手の綿Tと同じ感覚で大きく縫うと、周りが波打ちやすくなります。

ここでは、つれの原因、掲載品番の目付、デザインの見直し表、確認の段取りの順に説明します。

つれ・よれが起きる理由

刺繍は、糸を密に縫い込んで生地を引き寄せる加工です。生地がその力に負けると、刺繍の周りにしわが寄ります。

  • 糸が生地を引き寄せ、刺繍の周りが縮む
  • 伸びやすい生地が、縫う間に引っ張られて戻る
  • 塗りつぶしの面が大きく、針数(縫う目の数)が多い
  • 縫ったあと、洗濯で生地と刺繍の縮み方に差が出る

一度出たつれは、アイロンで消しきれないことがあります。発注前に見本で確かめるのが確実です。

掲載品番の目付の表

Tシャツの掲載品番を、目付の軽い順に並べます。目付(g/㎡)は生地1㎡あたりの重さで、厚さそのものではありません。厚さや張り感を比べる手がかりの一つとして見てください。

品番 素材 目付
FDT-100 ポリエステル100% 135g/㎡
POT-104 ポリエステル100% 140g/㎡
HNC-102 綿40%・ポリエステル60%(ハニカム) 140g/㎡
TCR-112 トライブレンド 150g/㎡
TRS-700 綿100% 170g/㎡
GAT-500 綿100% 190g/㎡
OE1116 綿100% 210g/㎡
UCS-950 米綿100% 273g/㎡

ポロでは、FDB-270がポリエステル100%・135g/㎡(FDT-100と同素材)、ATP-261が綿50%・ポリエステル50%・145g/㎡です。色数・サイズは発注前に在庫と照合します。

つれを抑えるデザインの見直し表

デザインを少し変えるだけで、つれの出方は変わります。ロゴに使用規定がある場合は、変えてよい範囲と承認者を先に確認してください。

見直す点 変え方 注意
塗りつぶしの面積 面を輪郭や線に置き換える ロゴの印象が変わらないか
大きさ 一回り小さくする 文字が読めるか原寸で確認
位置 縫い目の近くや伸びる場所を避ける 着たときの見え方
縫い方・密度 刺繍データで調整する 加工先と相談して決める
加工の分担 大きな面だけプリントに回す 2工程になり日程が変わる

ドライ生地へのプリントはドライTへのシルクスクリーンで扱っています。

品番の選び方

用途で「ドライが必要か」を先に決めると、選び方が整理できます。

  • ドライが必要な場合(屋外のスタッフ・スポーツ):ドライ品番のまま、刺繍を小さく軽くする。大きなロゴはプリントにする
  • 刺繍が主役の場合(ブランドのワンポイント):GAT-500・OE1116・UCS-950など、目付の重い綿の品番も候補に入れて見本で比べる
  • 迷う場合:同じロゴを2品番で縫い、並べて決める

ドライ品番の一覧はドライTシャツのページで比べられます。素材の違いそのものは綿とドライの違いにまとめています。

確認の段取り

つれは、データの画像では判断できません。次の順で確かめます。

  1. 刺繍データのイメージ画像で、形と大きさを確認する
  2. 実際の品番・色で縫った見本を作る
  3. 見本を平らに置き、刺繍の周りの波打ちを見る
  4. 実際の洗い方で洗い、もう一度見る

何を不良とするかは、注文前とサンプル承認の時点で合意します。裏側の手触りは刺繍の裏側と着心地で確認項目を整理しています。

よくある質問

ドライTシャツやドライのポロシャツに刺繍できますか?

刺繍できる位置と範囲は品番ごとに確認します。デザインと大きさを伺い、見本で仕上がりを確かめてから進めます。

裏に芯を当てれば、つれは防げますか?

芯は生地を支える役割がありますが、芯の種類と使い方は要相談です。デザインの見直しと組み合わせて検討します。

相談時に送っていただくもの

品番と刺繍のデータを送っていただければ、つれの出やすさを先に確認します。未定の項目は空欄で大丈夫です。

送るもの 記入例 未定のとき
品番 POT-104 「ドライ希望」だけでも可
刺繍のデータ ai・pdf 画像でも可
位置と大きさ 左胸・横幅を実寸で 位置だけでも可
用途 屋外イベントのスタッフ 空欄でも可

まとめ

  • つれは、刺繍の面積・針数・位置と生地の組み合わせで出方が変わる
  • 目付は重さで、厚さそのものではない。品番の値は比べる手がかりの一つ
  • 面を線にする、小さくする、大きな面はプリントに回す、で抑えられる
  • データの画像では判断できない。縫った見本と洗った後で確かめる

品番の候補と刺繍のデータを、無料相談からお送りください。全国どこからでも相談できます。原則3営業日以内に返信します。

このボディ・この加工で作れるか、聞いてください

品番やデザインのラフがあれば添えてください。ボディと加工の組み合わせで作れるかどうかと、決めるべきことをお返しします。

初回のご相談と概算のお見積もりは無料です。全国どこからでもご相談・納品できます。

ご相談 → 原則3営業日以内にご返信 → 仕様のすり合わせ → お見積もり → ご承認後に製作(仕様確定後6〜8週間が目安)

製作例:YouTuber「水ラーメン」の公式グッズ。2柄×3色・合計3,000枚、シルクスクリーン+刺繍の2工程を、発注から約5週間半で納品しました。事例を見る

LINEで送る例:「『薄手・ドライ生地に刺繍するとき』を読みました/300枚くらい/時期は未定」

用途・枚数・時期の3つが分かれば、最初のご返信ができます。ロゴやラフの画像があれば一緒に送ってください。LINEでも返信は原則3営業日以内です。

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