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素材・加工公開 約4分で読めます

刺繍の縫い方と針数|サテン・タタミ・ランニングで見え方と縫う時間が変わる理由

執筆・編集:TSUKUWEAR(品質と進め方/運営会社)

刺繍の見た目と縫う時間は、主に「サテン」「タタミ」「ランニング」の3つの縫い方と、全体の針数で決まります。針数とは、ミシンの針が生地を刺す回数のことです。

塗りつぶしの面が広いほど針数が増え、縫う時間と費用が増えます。刺繍は1枚ずつミシンで縫う加工のため、針数と枚数に比例して縫う時間が増えます。

針数を抑えたいときは、塗りつぶしを線にする、面積を減らすといったデザインの見直しが効きます。縫い幅などの数値は加工先の機械で決まるため、ご相談時に確認します。

刺繍の3つの縫い方

刺繍データを作るときは、ロゴの部分ごとに縫い方を割り当てます。

縫い方 縫い目の様子 向く形
サテン 糸を左右に渡して並べる。つやが出る 文字・細めの線・小さな面
タタミ 短い縫い目を畳の目のように敷き詰める 広い面の塗りつぶし
ランニング 1本の線で縫い進める 細い線・輪郭・下縫い

サテンはつやが出て、ロゴがくっきり見えます。 一方で、幅が広すぎると糸が長く渡りすぎて、引っかかりやすくなります。そのため、広い面はタタミで埋めます。

ランニングは、細い線や輪郭に使います。縫う量が少ないため、針数を抑えやすい縫い方です。

1つのロゴに縫い方が混ざる

実際のロゴは、1つの縫い方だけでは縫いません。

  • 文字はサテン
  • 背景の面はタタミ
  • 細い輪郭や飾りの線はランニング

どの部分をどの縫い方にするかは、刺繍データを作る段階で決まります。データ作成の言葉は刺繍データ(パンチング)とはの「パンチングで使う言葉」にまとめています。

針数が増える仕組み

針数は、主に次の条件で増えます。

条件 針数が増える理由
塗りつぶしの面積が広い 面を埋める縫い目が増える
刺繍全体が大きい 縫う距離が長くなる
色数が多い 色の境目で縫い直しや重なりが増える
細かい部分が多い 短い縫い目が増える

針数が増えると、次のことが起きます。

  • 1枚あたりの縫う時間が延びる
  • 数量が多いと、工程全体の日数が延びる
  • 刺繍の部分が硬く、重くなることがある

費用の条件としての針数は、刺繍の料金はどう決まる?の「大きさと針数」で扱っています。

針数を抑えるデザインの見直し表

ロゴの印象を保ちながら、針数を抑える方法です。

見直し 例 確認すること
塗りつぶしを線にする 背景の円を、輪郭の線だけにする ロゴの印象が変わりすぎないか
面積を減らす 背景の四角を省き、文字だけにする 文字だけで読めるか
刺繍の大きさを小さくする 胸のロゴを一回り小さくする 細部が潰れないか
色数を減らす 似た色を1色にまとめる ブランドカラーが残るか
一部をプリントにする 大きな面はプリント、文字は刺繍 2工程になる日程

効きやすいのは、塗りつぶしの面を減らすことです。背景の面を省くと、針数が大きく下がることがあります。

ロゴに使用規定がある場合は、形を変える前に、変えてよい範囲と承認者を確認します。色数の減らし方はフルカラーやグラデーションのロゴを刺繍にするにあります。

見積もりで針数を見るときの注意

見積もりや刺繍データの確認で針数が示されたら、次の点を確かめます。

  1. 針数は、刺繍データを作ってから確定することが多い
  2. 大きさを変えると、針数も変わる
  3. 同じロゴでも、縫い方の割り当てで針数が変わる
  4. 針数を下げた案は、縫った見本で見え方を確かめる

画面のイメージで針数を抑えた案が良く見えても、縫うと印象が変わることがあります。データの画面と縫った見本は、分けて承認します。

相談のときに送るもの

針数を抑えたいときは、ロゴのデータと「優先して残したい部分」を送ってください。

  • ロゴのデータ(ai・pdfなど。なければ画像でも可)
  • 優先して残したい部分(文字・マーク・ブランドカラーなど)
  • 入れるアイテム・位置・大きさ(未定でも可)
  • 数量と、必要な日

縫い方の割り当てと、針数を抑える見直しの案をお返しします。返信は原則3営業日以内です。

まとめ

  • 刺繍の縫い方は、サテン・タタミ・ランニングの3つが基本
  • 針数はミシンの針が生地を刺す回数で、面積・大きさ・色数で増える
  • 針数と枚数に比例して縫う時間が増える
  • 針数を抑えるなら、まず塗りつぶしの面を減らせるかを見る
  • 縫い幅などの数値は加工先の機械で決まるため、相談時に確認する

刺繍の進め方の全体は刺繍×シルクスクリーンのページにあります。ロゴと残したい部分が決まったら、無料相談からお送りください。

このボディ・この加工で作れるか、聞いてください

品番やデザインのラフがあれば添えてください。ボディと加工の組み合わせで作れるかどうかと、決めるべきことをお返しします。

初回のご相談と概算のお見積もりは無料です。全国どこからでもご相談・納品できます。

ご相談 → 原則3営業日以内にご返信 → 仕様のすり合わせ → お見積もり → ご承認後に製作(仕様確定後6〜8週間が目安)

製作例:YouTuber「水ラーメン」の公式グッズ。2柄×3色・合計3,000枚、シルクスクリーン+刺繍の2工程を、発注から約5週間半で納品しました。事例を見る

LINEで送る例:「『刺繍の縫い方と針数』を読みました/300枚くらい/時期は未定」

用途・枚数・時期の3つが分かれば、最初のご返信ができます。ロゴやラフの画像があれば一緒に送ってください。LINEでも返信は原則3営業日以内です。

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