イベント制作会社のスタッフTシャツ|案件ごとに作るか、自社共通にするか
イベント制作会社のスタッフウェアは、クライアントの案件ごとに作るTシャツと、自社で共通に持つウェアを分けると整理しやすくなります。案件Tはクライアントのロゴと会期に合わせ、共通ウェアは自社名とSTAFF表記で使い回します。
迷うのは、その中間の案件です。ロゴは入れたいが会期まで時間がない、毎年同じ規模で続く、といった案件をどちらで受けるかを、下の比較表で決めます。
コンサート・フェスの運営Tそのものの作り方はコンサート・フェスのスタッフTシャツで扱っています。ここでは、イベント会社としての運用の決め方に絞ります。
案件別に作るか、共通在庫を持つか
| 比べる点 | 案件ごとに作る | 自社共通の在庫を持つ |
|---|---|---|
| 入れるもの | クライアントのロゴ・会期名 | 自社名・STAFF表記 |
| 日程 | 案件ごとに制作期間を見込む | 在庫があれば当日に配れる |
| 費用の持ち方 | 案件の見積もりに入れやすい | 自社の経費として持つ |
| 残ったとき | 次の案件では使いにくい | 次の現場に回せる |
| 保管 | 会期後に残りを片づける | 置き場所と残数の管理が要る |
TSUKUWEARの場合、制作は仕様確定後およそ6〜8週間が目安です(数量・工程数・時期で前後します)。会期まで時間がない案件は、手元にある共通ウェアやビブスで運用できるかを検討します。新しく案件用に加工する場合は、ビブスでも同じ制作期間がかかります。
両方を組み合わせる形
案件Tと共通ウェアのどちらかに決めきれないときは、役割で分けると管理が楽になります。
- 共通ウェア: 設営・撤去・裏方のスタッフが着る。自社名とSTAFF表記だけ
- 案件T: 来場者の前に立つスタッフが着る。クライアントのロゴ入り
- 案件ビブス: 共通Tの上に重ねて、案件ごとの役割を色で分ける
案件ごとの役割を見せたいときは、案件用のビブスを共通Tに重ねます。掲載品番では、ドライTのPOT-104(ポリ100%・140g/㎡・21色)と同じ生地のビブスPOV-109があります。色数はカタログ上の設定で、在庫は時期で変わるため、発注前に照合します。
共通在庫を持つときの数の決め方
共通ウェアは、使い回すぶん補充の時期が読みにくくなります。次の式で、補充を検討する時点を決めておきます。
補充を検討する残数の目安 = 月あたりの純減枚数 × 相談から納品までの月数 + 予備
純減枚数は、紛失・劣化・配り切りなどで再使用できなくなる枚数です。貸出中と保管中の枚数も分けて管理します。
| 入れる数字 | どこから取るか | 記入欄 |
|---|---|---|
| 月あたりの純減枚数 | 過去の現場の貸出数と返却数の差 | |
| 相談から納品までの月数 | 仕様の確認期間+制作の目安(仕様確定後6〜8週間) | |
| サイズごとの残数 | 在庫表 | |
| 予備 | 大型案件が重なる月の上振れ |
追加にも仕様確定後およそ6〜8週間かかるため、なくなってからでは間に合いません。在庫表には、置き場所・サイズごとの残数・貸出中の枚数を分けて記録します。
外注先に渡す案件シートの記入例
クライアント案件をTSUKUWEARに任せる場合は、次の項目を埋めて送っていただくと、最初の返信から具体的になります。数字は書き方を示すための仮のものです。
| 項目 | 記入例 |
|---|---|
| 組み方 | 自社から発注(クライアントへの再請求あり) |
| クライアントの業種 | 飲料メーカー(社名は伏せたまま) |
| 用途 | 会場スタッフが着る。来場者に配る分はなし |
| アイテムと品番の候補 | ドライT。品番は未定 |
| 数量と配分 | 合計180枚。サイズは当日のスタッフ名簿で集計中 |
| 加工と位置 | 胸にクライアントロゴ、背中にSTAFF |
| 承認する人と期限 | クライアント広報。承認に1週間 |
| 納品希望日と納品先 | 会期の5日前。会場近くの倉庫1か所 |
| 秘密保持契約(NDA) | 締結してからのやり取りを希望 |
記入した案件シートは、無料相談からお送りください。クライアントの承認期間は制作の目安に含まないため、承認予定日も添えてください。
スタッフ名簿からサイズを集める場合はサイズ別の数量集計表で合計まで出せます。
自社から発注するか、紹介するか
イベント会社とTSUKUWEARの組み方は、案件ごとに選べます。
| 項目 | 自社から発注 | クライアントを紹介 |
|---|---|---|
| 契約・請求の相手 | 自社 | クライアント |
| 仕様のやり取り | 自社が窓口 | クライアントと直接 |
| 向く案件 | 制作の一部としてウェアを納める | ウェアだけ直接発注したい |
取引条件や紹介の条件は、決まった形を設けておらず、案件の内容を伺ってご相談します。御社名義の納品書や、納品物に当社名を出さないご希望は要相談です。個別発送や在庫の保管は、お受けできる条件を確認中です。
まとめ
- 案件Tはクライアントのロゴと会期、共通ウェアは自社名とSTAFFで分ける
- 会期まで時間がない案件は、手元にある共通ウェアやビブスで運用できるかを検討する
- 共通在庫は、純減枚数と納品までの月数から補充の時点を決める
- 案件シートには、承認する人と期限、納品先まで書く
イベント会社向けの組み方はパートナー向けのご案内に、スタッフウェア全般はユニフォーム・イベントTのページにまとめています。案件シートは半分しか埋まっていなくても構いません。