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TSUKUWEAR
実務ノウハウ公開 約4分で読めます

Tシャツの色移り|購入者から連絡が来たら聞くこと

執筆・編集:TSUKUWEAR(品質と進め方/運営会社)

Tシャツの色移りの連絡は、いつ・何に・どこへ色が付いたかを最初に聞きます。この3つで、原因の見当と次の対応が分かれます。

色移りは1種類ではありません。洗濯でほかの服へ移る、汗で重ね着した服へ移る、柄の境目がにじむ、届いた時点でプリントが染まっている、の4つがあります。

グッズやブランドのTシャツを売っていて、購入者から「色が移った」と連絡を受けた担当者に向けて書きます。

色移りは4つに分けて考える

連絡の中身を、次の表に当てはめます。

起きたこと 起きた時 呼び方
ほかの洗濯物に色が付いた 洗ったあと 洗濯による汚染
下や上に着た服に色が付いた 汗をかいたあと 汗による汚染
柄の濃い色が白い部分ににじんだ 濡れたあと 色泣き
白い文字がボディの色に染まっている 届いた時点 ブリード

「汚染」は、染料がほかの布に移ることを指す試験の言葉です。上の3つは、繊維の試験機関がそれぞれ別の試験で測っています。

4つ目のブリードは、プリントを乾かす熱で、ボディの染料がインクに移る現象です。届いた時点で見えるので、洗濯のあとに起きた色移りとは分けて扱います。

最初に聞く3つのこと

購入者には、次の3つを聞きます。答えを並べると、上の表のどれに当たるかが分かります。

聞くこと なぜ聞くか
いつ気づいたか 届いた時点か、洗ったあとか、着たあとか
何に色が付いたか ほかの服か、同じTシャツの白い部分か
洗い方 洗濯表示どおりか、ほかの服と一緒か

あわせて、色の付いた所の写真と、Tシャツの洗濯表示の写真をもらいます。洗剤や漂白剤を使ったかも聞いておくと、色が抜けたのか、移ったのかを分けやすくなります。

分かれたあとの次の一手

当てはまった種類ごとに、次のように進めます。

  • 洗濯による汚染:同じロットのTシャツを白い布と一緒に洗い、再現するか確かめる
  • 汗による汚染:重ね着した服の素材と色を聞き、ボディの色と品番を依頼先に伝える
  • 色泣き:柄の濃い色と白の境目を写真で送り、加工の条件を依頼先と確かめる
  • ブリード:届いた時点の写真をもらい、同じロットの在庫を見る

在庫の中に同じ症状があれば、その色とサイズの販売を止めるかを販売者が決めます。返品や交換の条件は、販売者が決めたルールで答えます。

試験の結果があれば、比べる手がかりになります。試験機関の案内では、洗濯と汗の試験の一般的な目安を、色の変化が4級以上、ほかの布への色移りが3級以上としています。何級を求めるかは、注文前に依頼先と取り決める内容です。

ポリエステルのボディは熱に注意

掲載品番のうち、ポリエステルのボディには、供給元が熱の注意を書いているものがあります。

ポリエステル素材の染色には分散染料を用いている為、熱加工によりブリードを起こす可能性がございます。

これはFLC-018やGA5588の商品ページの記載です(2026年10月27日に確認)。見本では、次の3つを見ます。

  • 白や淡い色の刷り色が、ボディの色に染まっていないか
  • 同じ見本を洗ったあと、白い布に色が付かないか
  • 濃い色と白が接する柄の境目が、にじんでいないか

ドライ素材の熱の注意は、ドライ素材へのシルクスクリーンで詳しく扱っています。

売る前にできること

連絡が来てから慌てないように、売る前に次の3つを用意しておけます。

  • 洗い方の案内:洗濯表示の内容を、商品ページや同梱の紙にも書く
  • 濃い色の注意:「はじめは単独で洗う」など、販売者として伝えたいことを決める
  • 受付の型:上の「聞く3つのこと」と写真2枚を、問い合わせの返信文にしておく

洗濯表示そのものの考え方は、洗濯表示・品質表示の基礎にまとめています。表示が要るかと中身は、用途を伝えて確かめてください。

例:黒のバンドTに連絡が2件来たら

仮に、黒のTシャツに白い文字を刷り、200枚売ったとします。発売の翌月、2件の連絡が来ました。

  • 1件目:「一緒に洗った白いタオルが灰色になった」→ 洗濯による汚染
  • 2件目:「届いたときから白い文字が少し灰色」→ ブリード

1件目は、同じロットを白い布と洗って再現を見ます。2件目は、在庫の白い文字の色を見て、同じ症状が何枚あるかを数えます。2件が別の原因なので、答え方も分けます。

物販のTシャツの作り方は、バンドTシャツの作り方にまとめています。

次にやること

  1. 問い合わせの返信文に「いつ・何に・洗い方」と写真2枚の依頼を入れておく
  2. 濃い色のボディを使う商品は、売る前に洗い方の案内を決める
  3. 次に作るときは、見本の段階で白い布と洗って色移りを見る

次の製作で色と加工を見直すなら、グッズのページから、ボディの色と刷り色の組み合わせを相談できます。

手元の表や資料のまま、送ってください

配分表・入稿データ・スケジュールが途中でも構いません。足りない項目は、ご返信で一緒に埋めます。

初回のご相談と概算のお見積もりは無料です。全国どこからでもご相談・納品できます。

ご相談 → 原則3営業日以内にご返信 → 仕様のすり合わせ → お見積もり → ご承認後に製作(仕様確定後6〜8週間が目安)

製作例:YouTuber「水ラーメン」の公式グッズ。2柄×3色・合計3,000枚、シルクスクリーン+刺繍の2工程を、発注から約5週間半で納品しました。事例を見る

LINEで送る例:「『Tシャツの色移り』を読みました/300枚くらい/時期は未定」

用途・枚数・時期の3つが分かれば、最初のご返信ができます。ロゴやラフの画像があれば一緒に送ってください。LINEでも返信は原則3営業日以内です。

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