Tシャツの個包装・OPP袋・サイズシール|納品形態の決め方
Tシャツの企画で最後に決めるのが「どんな状態で届くか」です。1枚ずつ袋に入っているのか、色ごとに束になっているのかで、届いた後の作業量がまるで違います。
納品形態に正解はなく、会場で売るのか、配るのか、1枚ずつ発送するのかで決まります。この記事では用途別に向く形をまとめます。
あわせて、OPP袋やサイズシールといった資材の種類と、指定の書き方も解説します。
用途別の納品形態
まず、用途ごとに向く納品形態を整理します。届いた後に自分たちで袋に入れ直すのは、枚数が多いほど大変な作業です。
| 用途 | 向く納品形態 |
|---|---|
| 会場物販 | 個包装+サイズシール。サイズ別に箱を分ける |
| 配布(ノベルティ) | 個包装。サイズ別か、渡す単位でまとめる |
| EC発送 | 個包装+サイズシール。発送元へ直接納品も検討 |
| スタッフユニフォーム | 個包装なし、サイズ別に束ねる形でも十分 |
| 検品して再梱包する | 個包装なしで届け、自分たちで包む |
販売する商品は個包装が基本です。手に取られる回数が多く、袋がないと汚れやほつれの原因になります。
個包装の種類
個包装で使う袋にはいくつか種類があります。呼び方が似ているので、違いを押さえておきます。
| 袋の種類 | 特徴 |
|---|---|
| OPP袋(テープなし) | 透明で張りがある。口は開いたまま |
| OPP袋(テープ付き) | 口を閉じられる。物販・発送に向く |
| PE袋 | 柔らかく破れにくい。透明度はやや低い |
| 紙・不織布の袋 | ブランド感を出せるが、中が見えない |
OPPは透明度が高く、中のデザインが見えるので物販で選ばれることが多い素材です。ブランドの世界観を重視するなら、OPPに入れたうえで紙の袋や箱に入れる二重の形もあります。
袋の大きさは、たたんだ後の寸法に少し余裕を持たせます。ボディの厚さで必要な大きさが変わるので、厚手のボディやスウェットは大きめの袋になります。
たたみ方と袋の向き
袋に入れるとき、Tシャツのたたみ方で見え方が決まります。物販では「表から見てデザインが見える」たたみ方が基本です。
胸のプリントが袋の正面に来るようにたたむのか、背中のプリントを見せるのかは、デザインの位置で指定します。
- 前面にデザインがある:胸の絵柄が正面に来るようにたたむ
- 背面にデザインがある:背中の絵柄が見えるようにたたむ
- 左胸ワンポイント:ワンポイントが正面に来るように位置を調整
- 刺繍がある:刺繍面を折り目に重ねない
たたみ方は写真か簡単な図で伝えると、意図が正確に伝わります。サンプルの段階で1枚たたんでみて、その状態を写真に撮って指定に使う方法が確実です。
サイズシールと表示
個包装した袋には、外から見てサイズが分かる表示が必要です。袋の上からサイズシールを貼るのが一般的な方法です。
シールがないと、物販の現場でサイズを探すたびに袋を開けることになります。EC発送では誤送の原因にもなります。
| 表示方法 | 向く場面 |
|---|---|
| サイズシール(袋に貼る) | 物販・EC発送。最も一般的 |
| 下げ札のサイズ表示を袋越しに見せる | 下げ札を付ける企画 |
| 袋そのものに印刷 | ブランドとして統一感を出したいとき |
シールには色の情報も入れると、同じデザインで複数色ある企画で探しやすくなります。ブランドの場合は、シールのデザイン自体もブランドの一部として考えます。
箱詰めの指定
個包装の次は、箱への詰め方です。ここを指定しないと、色もサイズも混ざった状態で届き、仕分けから始めることになります。
指定の基本は「1箱に1色1サイズ」か「1箱に1色、サイズは仕切りで分ける」のどちらかです。枚数が多いほど前者が扱いやすくなります。
- 箱ごとに色・サイズ・枚数を書いたラベルを貼る
- 色×サイズの内訳表を箱に添える、または別送する
- 会場搬入なら、当日開ける順に箱番号を振る
- 発送元に直接納品する場合は、先方の受け入れ条件を確認する
内訳表は注文時のサイズ配分表と同じ形にしておくと、検品での照合が速くなります。配分表についてはサイズ展開と枚数配分の決め方にまとめています。
納品先を複数にする場合
会場と倉庫、あるいは発送代行の倉庫と自社事務所など、納品先を分けたい場合もあります。分納は可能なことが多いですが、事前に伝えておく必要があります。
- 納品先ごとの住所・受け取り担当・受け入れ可能な日時
- 納品先ごとの色×サイズ×枚数の内訳
- 発送代行を使う場合、その倉庫の受け入れ条件(ラベル・箱サイズなど)
EC発送で発送代行を使うなら、倉庫に直接届けてもらうことで自分たちの再梱包作業を省けます。倉庫側の受け入れ条件が納品形態の指定になります。
納品形態を仕様に書く
納品形態は、仕様の一部です。見積もりの段階で伝えておくと、資材や作業が含まれた形で見積もりと納期の案内が出ます。
書くことは多くありません。次の項目を発注仕様シートの備考や納品条件の欄に書きます。
- 個包装の有無と袋の種類
- たたみ方(見せる面)
- サイズシールの有無と内容(サイズ・色)
- 箱詰めの単位とラベル
- 納品先(複数なら内訳)
後から追加すると納期に影響することがあるので、納品形態は仕様確定の項目に含めておくのが安全です。
まとめ
- 納品形態は用途で決まり、販売する商品は個包装が基本
- 袋はOPPが物販の定番。ブランドなら二重包装も選択肢
- たたみ方は見せたい面を写真で指定する
- サイズシールと箱のラベルで、届いた後の仕分けを減らす
- 納品形態は仕様確定の項目に含め、見積もり時に伝える
用途を伝えていただければ、その使い方に合った納品形態をご提案します。無料相談から、販売か配布か、どこで使うかを添えてお送りください。