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TSUKUWEAR
素材・加工公開 約4分で読めます

プリント色・刺繍糸の色の指定方法|色番号・現物の色見本の伝え方

執筆・編集:TSUKUWEAR(品質と進め方/運営会社)

Tシャツのプリント色や刺繍糸の色は、画面の色ではなく「色番号」か「現物の見本」で伝えるのが確実です。画面で見ている色は、モニターごとに違って見えるからです。

色番号はPANTONE(パントーン)やDICなどの色見本帳の番号のことです。番号を基準に加工先が色を作り、刷ったサンプルで確認して承認します。

色の指定は「一度伝えたら終わり」ではなく、伝える→サンプルで見る→承認を記録する、の3段階で進めます。コーポレートカラーやキャラクターの色を合わせたい担当者向けに、その手順を表にしました。

色の伝え方は4種類ある

色を伝える手段ごとに、伝わる精度と注意点が違います。手元にあるものから選んでください。

伝え方 向いている場面 注意点
色番号(PANTONE・DICなど) ロゴの規定色がある 番号の種類(紙質の違う見本帳など)も伝える
現物の色見本 布や紙の実物がある 見本を郵送する段取りが要る
前回の製品 以前作ったグッズと揃えたい 前回の製品も経年で色が変わっている場合がある
画面の色(RGB・カラーコード) 番号も現物もない 目安にしかならず、サンプルでの確認が前提

いちばん頼りになるのは色番号と現物の見本です。ロゴの使用規定(ガイドライン)がある会社なら、規定の中に色番号が書かれている場合があるので、まず確認します。

画面と生地で色が違って見える理由

データ上の色と仕上がりの色がずれて見えるのには、いくつか理由があります。

  • 画面は光の色(RGB)で表示し、モニターの設定で見え方が変わる
  • 紙の印刷はCMYK(4色の掛け合わせ)で色を出すが、シルクスクリーンは色ごとに作ったインクで刷る
  • 生地は紙より表面が粗く、インクの乗り方や光の反射が違う
  • ボディの色が下にあるため、同じインクでもボディ色によって見え方が変わる

「シルクスクリーン cmyk」で調べる方も多いですが、シルクスクリーンは基本的に色ごとに版を作る加工です。CMYKの値は色の目安としては使えますが、紙の印刷物と同じ色になるとは限りません。

ボディ色とプリント色の組み合わせ方は、ボディカラーとプリント色の選び方で扱っています。

刺繍糸の色を指定するとき

刺繍糸は、インクのように混ぜて色を作るのではなく、用意されている糸の色から近いものを選ぶのが一般的です。

  • 色番号や見本を伝え、加工先が近い糸色の候補を出す
  • 候補の糸を実物で見て選ぶ
  • 刺繍サンプルで、ボディ色と並べた見え方を確認する

糸には光沢があるため、同じ色番号に近い糸でも、プリントとは違った見え方になります。刺繍とプリントを1枚に組み合わせるときは、両方を並べて確認します。進め方は刺繍×シルクスクリーンのページにまとめています。

色を決める前に確認すること

色の指定でつまずきやすいのは、技術より社内の確認です。次の点を先に揃えておきます。

  1. ロゴに使用規定がある場合は、規定の色番号と承認者を確認する
  2. 規定の色が出しにくい場合に、変えてよい範囲があるかを確認する
  3. 複数のボディ色に刷るなら、色ごとに確認するかを決める
  4. 誰がサンプルを見て、色を承認するかを決める

色の承認の記録票

色は言葉で残しにくいので、承認した内容を表に記録します。次の記録票をそのまま使えます。

記録する項目 記入例 備考
指定の方法 PANTONE番号/現物見本 見本帳の種類も書く
対象 胸ロゴのプリント・白ボディ 位置とボディ色ごとに1行
サンプルでの判断 承認/再調整 再調整なら理由を書く
承認者と日付 広報担当・10月20日 社内の承認者
見本の保管 承認したサンプルを保管 量産の基準にする

承認したサンプルは、量産で色を見るときの基準になります。サンプルの進め方は加工サンプルと量産承認で解説しています。

よくある質問

PANTONEの番号で指定すれば、その色になりますか?

番号は色を作るときの目標になりますが、生地とボディ色によって見え方が変わります。刷ったサンプルで確認して承認する流れにしています。

画面のカラーコードしかありません

そのままお送りください。目安として受け取り、近い色をサンプルで確認します。

色の用語が分かりません

版・下地・見当など、加工の用語は用語集にまとめています。

相談時に送っていただくもの

色の指定は、次のどれか1つがあれば始められます。

送るもの 例 補足
色番号 ロゴ規定の色番号 見本帳の種類が分かれば添える
色見本の写真 布・紙・前回の製品 写真は目安。現物は後日でも可
刷る位置とボディ色 白ボディの胸 未定でも可

まとめ

  • プリント色・刺繍糸の色は、画面の色より色番号か現物の見本で伝える
  • 画面・紙・生地では色の出方が違うため、刷ったサンプルで判断する
  • 刺繍糸は用意された糸色から近いものを選び、実物で確認する
  • 承認した色は記録票に残し、承認したサンプルを量産の基準にする

指定したい色番号、または色見本の写真を送ってください。プリントと刺繍それぞれで、どう確認を進めるかをご案内します。ボディや数量が決まっていなくても大丈夫です。無料相談のフォームかLINEから、原則3営業日以内に返信します。

このボディ・この加工で作れるか、聞いてください

品番やデザインのラフがあれば添えてください。ボディと加工の組み合わせで作れるかどうかと、決めるべきことをお返しします。

初回のご相談と概算のお見積もりは無料です。全国どこからでもご相談・納品できます。

ご相談 → 原則3営業日以内にご返信 → 仕様のすり合わせ → お見積もり → ご承認後に製作(仕様確定後6〜8週間が目安)

製作例:YouTuber「水ラーメン」の公式グッズ。2柄×3色・合計3,000枚、シルクスクリーン+刺繍の2工程を、発注から約5週間半で納品しました。事例を見る

LINEで送る例:「『プリント色・刺繍糸の色の指定方法』を読みました/300枚くらい/時期は未定」

用途・枚数・時期の3つが分かれば、最初のご返信ができます。ロゴやラフの画像があれば一緒に送ってください。LINEでも返信は原則3営業日以内です。

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