会社ロゴをTシャツに入れる前の確認|ロゴ規定の最小サイズ・余白・色の扱い
ロゴ規定のある会社ロゴをTシャツに入れるときは、規定書と加工の制約を並べ、合わない点を承認者に先に確認するのが進め方の軸です。加工の都合でロゴを変えるかどうかは、作る側ではなく、ロゴを管理する部署が決めることです。
ロゴ規定には、最小サイズ・余白・指定色・使ってよい背景などが書かれています。これは印刷物や画面を前提にしている場合があり、刺繍やシルクスクリーンでそのまま守れない項目が出ることがあります。
そこで、突き合わせる5つの項目と、承認の記録の残し方を順に示します。
規定書と加工の制約の突き合わせ表
ロゴの規定書を手元に置き、次の5点を確認します。
| 確認する項目 | 規定書で見るところ | 加工で確認すること |
|---|---|---|
| 最小サイズ | 最小の幅・高さ | 細い線や小さな文字が再現できるか |
| 単色版 | 1色で使うロゴがあるか | 版の色数・糸の色数を減らせるか |
| 指定色 | 色番号(DICなど)の指定 | インク・糸で近い色をどう選ぶか |
| 余白 | ロゴの周りに空ける範囲 | 加工の位置と縫い目・ポケットとの距離 |
| 背景色 | 使ってよい背景の色 | ボディ色の上で規定を満たすか |
合わない点が見つかったら、その場で直さずに承認者へ戻します。 変えてよい範囲と承認者を先に確認しておくと、ここで止まりません。
刺繍とプリントで変わる確認点
同じロゴでも、刺繍とシルクスクリーンでは確認する点が違います。
| 加工 | 規定と合わなくなりやすい点 |
|---|---|
| 刺繍 | 細い線・小さな文字・グラデーション・糸の色の選択肢 |
| シルクスクリーン | 色数ごとに版が要る・濃色ボディでの下地・網点の表現 |
刺繍では、糸の色は色見本から選びます。規定の色番号とまったく同じ色になるとは限らないため、近い色の候補を見て承認者に選んでもらいます。
どちらの加工が合うかはユニフォームのロゴは刺繍かプリントかで、刺繍のデータの考え方は刺繍データ(パンチング)とはで扱っています。
最小サイズと余白の決め方
最小サイズは、規定書の値と、加工で再現できる大きさの両方を満たす必要があります。
- 規定の最小サイズより小さくしない
- 加工で再現できない細部がある場合は、大きくするか単色版を使うかを承認者に相談する
- 左胸などの小さな位置では、サイズ違いのボディでも同じ実寸にするかを決める
- 余白は、縫い目・ポケット・ボタンにかからない位置で確保する
加工の都合で線を太くする・文字を省くといった変更は、承認がない限り行いません。 そうした調整が必要に見える場合は、候補として承認者に示します。
色の扱いを決める
ロゴの色は、ボディ色との組み合わせで見え方が変わります。決めておくことを並べます。
| 決めること | 例 |
|---|---|
| 白ボディでの色 | 規定のフルカラーか、単色か |
| 濃色ボディでの色 | 白抜きロゴを使うか |
| 指定色に近い糸・インクの選び方 | 色見本から候補を出して承認 |
| 確認の方法 | 加工サンプルで現物を見る |
指定色と仕上がりの差をどこまで受け入れるかは、注文前とサンプル承認の時点で合意します。
承認者の記録票
ロゴの使用は、誰がいつ何を承認したかを残しておきます。追加生産や担当者の交代のときにも使えます。
【ロゴの種類】フルカラー/単色/白抜き
【使う規定書の版】例:2025年版
【加工・位置・実寸】例:左胸刺繍・幅7cm
【ボディ色】
【規定と違う点と理由】
【確認した方法】データ/加工サンプル
【承認者(部署・氏名)・日付】
- 規定書の版が新しくなったら、次回の発注前に記録票を見直す
- 拠点や部署ごとに別のロゴを使う場合は、ロゴごとに1枚作る
- 加工サンプルを承認した場合は、その写真も記録票と一緒に保存する
企業のノベルティとして作る場合の全体の流れは企業ノベルティで、刺繍とプリントの組み合わせは刺繍×シルクスクリーンで確認できます。デザインを外部に頼む場合は、デザイナーへの依頼書に規定書を添えて渡します。
まとめ
- ロゴ規定と加工の制約を、最小サイズ・単色版・指定色・余白・背景色の5点で突き合わせる
- 合わない点は作る側で直さず、承認者に戻す
- 刺繍の糸色やインクの色は、色見本から候補を出して承認を取る
- 承認者・日付・規定書の版を記録票に残す
ロゴの規定書(またはロゴのデータ一式)を相談フォームから送ってください。加工に合わせて確認が要る点を返します。加工方法や数量が決まっていなくても構いません。返信は原則3営業日以内です。