Tシャツの仕上がりイメージ(確認図)で見るところ|サンプル前の承認チェック欄
仕上がりイメージ(確認図)で見るのは、絵の印象ではなく、図に書かれた数字と指定です。ロゴの向き、実寸、位置の基準点、色の番号、サイズごとの扱いの5つを、自分の指定と照らします。
確認図は、現物を作る前の図面の段階で、位置と大きさを決めるための資料です。画面の色や縮尺は実物と違うため、見た目の雰囲気で承認すると、現物で「思っていたのと違う」が起きます。
現物のサンプルが届いたときの見方はサンプル確認のチェックポイントにあります。ここでは、その前の図面段階の承認に絞ります。
確認図はどの段階で届くか
TSUKUWEARの制作の流れでは、STEP3「データ確認・サンプル」で、版下と刺繍データを起こし、プリント・刺繍の位置と大きさを承認いただきます。確認図の形式は案件によって異なります。
| 段階 | 届くもの | 承認すること |
|---|---|---|
| STEP3 データ確認 | 位置と大きさの確認図、版下・刺繍データの見本 | 位置・大きさ・色の指定 |
| STEP3 サンプル(作る場合) | 量産と同じボディ・加工の現物 | 仕上がり |
| 仕様確定 | 柄×色×サイズの枚数と納品先 | 本生産へ進むこと |
確認図の承認は、現物を見る前に位置と大きさを決める節目です。サンプルを作らない場合は、この承認がそのまま本生産の指定になります。
確認図のチェック欄
上から順に、自分の指定書と照らします。○か要修正かを書き、要修正は図に直接メモします。
| 確認すること | 見方 | 結果 |
|---|---|---|
| ロゴの向き | 左右反転・上下逆になっていないか | ○ / 要修正 |
| 図柄のデータ | 承認済みの最新版か(版番号) | ○ / 要修正 |
| 実寸 | 幅・高さの数字が指定どおりか | ○ / 要修正 |
| 位置の基準点 | どこから何cm下か(襟ぐり・肩など) | ○ / 要修正 |
| 左右の位置 | 中心か、左胸ならどこ寄りか | ○ / 要修正 |
| 色の番号 | インク・糸の色番号が指定と一致するか | ○ / 要修正 |
| ボディの品番と色 | 品番・色名が合っているか | ○ / 要修正 |
| サイズ別の扱い | 全サイズ同じ大きさか、サイズで変えるか | ○ / 要修正 |
見落としやすい3つ
- 画面上の色は判断に使わない。色は番号で照らし、見え方はサンプルで確かめる
- 図の縮尺は実物と違う。実寸は数字で見て、気になるなら原寸で印刷して服に当てる
- 背中や袖など、表から見えない面の図が抜けていないか
色の番号の指定のしかたはプリント色・刺繍糸の色の指定方法にまとめています。
サイズ別の扱いを確かめる
確認図は、1つのサイズで描かれていることがあります。サイズが広い企画では、他のサイズでの見え方を確認します。
| 確かめること | 例 |
|---|---|
| 全サイズ同じ大きさか | Sに合わせると、XXLで小さく見える |
| サイズで分けるか | キッズと大人で大きさを変える |
| 位置の基準 | 襟ぐりから何cm、を全サイズ共通にするか |
サイズで大きさを分けると、版や刺繍データが増えることがあります。考え方は同じ版でキッズから大きいサイズまで刷るときで扱っています。
刺繍の確認図で見るところ
刺繍の確認図は、刺繍データの見本として届くことがあります。画面の見本と、縫った仕上がりは別物です。
- 糸色の番号が、指定した色と一致しているか
- 細い線や小さな文字が、つぶれる心配として指摘されていないか
- ロゴの線を太くするなどの調整が入っていないか
ロゴに使用規定がある場合は、変えてよい範囲と承認者を先に確認します。刺繍データの見本の見方は刺繍データ(パンチング)とはにあります。
承認記録の書き方
承認は「OKです」の一言ではなく、どの図の、どの版を承認したかが残る形で返します。
| 記録する項目 | 記入例 |
|---|---|
| 承認した資料 | 位置と大きさの確認図 v2(胸・背中) |
| 承認した内容 | 胸:襟ぐりから8cm下・幅9cm、背中:幅28cm |
| 修正をお願いした点 | 背中の色番号を指定の番号に |
| 未確認の点 | 色の見え方はサンプルで確認 |
| 承認者と日付 | 総務 担当者・承認した日 |
記入例の数字は書き方の例で、推奨する位置や大きさではありません。位置と大きさの決め方はプリント位置とサイズの決め方にあります。
未確認の点を書いておくと、何を承認していないかが残ります。承認後の変更は、日程と費用に関わるため、変更の前にご相談ください。
迷ったときの返し方
確認図で迷ったら、その図にメモを書いてそのまま返信してください。
- 気になる箇所に丸を付け、「ここはこの大きさで合っていますか」と書く
- 判断できない項目は「未確認」として、サンプルで確かめたいと伝える
- 社内で承認する人が別にいる場合は、その人の確認日を添える
現物で確かめたい項目が多い場合は、加工サンプルと量産承認で進め方を確認できます。
まとめ
- 確認図は、絵の印象ではなく数字と指定で見る
- ロゴの向き・実寸・基準点・色番号・サイズ別の扱いをチェック欄で照らす
- 画面の色は判断に使わず、色は番号、見え方はサンプルで確かめる
- 承認は、資料と版・承認内容・未確認の点を記録して返す
確認図の見方で迷ったら、図にメモを書いて無料相談か返信でお送りください。