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TSUKUWEAR
実務ノウハウ公開 約4分で読めます

Tシャツの色あせは日光か洗濯か|見分け方と記録

執筆・編集:TSUKUWEAR(品質と進め方/運営会社)

Tシャツの色あせには、日光で起きるものと、洗濯で起きるものがあります。 見分ける手がかりは、日の当たらない場所と比べることです。

肩や背中だけが薄いなら、日光を疑います。全体が同じように薄いなら、洗い方を疑います。どちらか分からないときは、着た場所・干し方・洗い方を記録して、発注先に送ります。

屋外のスタッフ用にTシャツを配った担当者に向けて、色あせの連絡を受けたときの見分け方と記録の仕方をまとめます。

日光と洗濯の色あせはどう見分ける?

光は当たった面にしか届きません。 そのため、日の当たらない場所と比べると、どちらを疑うかが分かれます。

比べる場所 日光を疑う見え方 洗濯を疑う見え方
肩・背中と脇の下 肩・背中だけ薄い どこも同じように薄い
表と裏返した内側 表だけ薄い 内側も薄い
着た品と未使用の在庫 着た品だけ薄い 着た品だけ薄い

最後の行は、どちらでも着た品だけが薄くなります。在庫と比べると色が変わったことは分かりますが、原因の見分けには上の2行を使います。

ここで決めるのは「どちらを疑うか」までです。原因を言い切るのは、発注先が現物を見てからにします。

試験では光と洗濯を別々に見る

繊維の試験機関では、光による色の変化と、洗濯による色の変化を、別の試験で調べます。ある試験機関の案内では、次のように説明しています。

「耐光堅ろう度試験」とは、光の作用による色の変化の程度(変退色)を評価するための試験です。

「洗濯堅ろう度試験」とは、家庭での洗濯の作用による「色の変化の程度(変退色)」と「他の洗濯物への色移りの程度(汚染)」を評価する試験です。

堅ろう度(けんろうど)は、色の落ちにくさのことです。光の試験には、紫外線を主に当てる方法(JIS L 0842)と、太陽光に近い光を当てる方法(JIS L 0843)があります。

試験 結果の表し方 数字の向き
光(耐光) ブルースケールで1〜8級 大きいほど光に強い
洗濯 グレースケールで5〜1級の9段階 大きいほど色が落ちにくい

光の試験の級は、試験室の決まった条件で比べた結果です。級を「屋外で何か月もつか」に置き換えることはできません。 着る時間・季節・干し方で、当たる光の量が変わるためです。

プリントのかすれ・色移りとは分けて聞く

「色が落ちた」という連絡には、ボディの色あせ以外のことが混ざっていることがあります。何が起きたかで、見る場所が変わります。

1枚に2つ以上が起きていることもあります。その場合は、写真を分けて撮ってもらいます。

連絡を受けたら何を記録する?

着た人に聞くことと、手元で確かめることを分けて記録します。

記録すること 記録の例
着た場所と時間 駐車場の誘導・1日6時間
着た期間 4月から7月
干し方 屋外の日なたでつり干し
洗い方と回数 洗濯機・週3回
写真 表・裏返した内側・脇の下を並べて
品番・色・サイズ 配ったときの記録から

干し方は見落としやすい項目です。日なたに干すと、着ていない時間にも光が当たります。

手元に未使用の在庫があれば、同じ色を1枚、比べる見本として残しておきます。在庫の置き場所に日が当たらないかは、Tシャツの在庫の保管方法で確かめられます。

屋外で着るTシャツは発注前に何を決める?

屋外で長く着ると分かっているなら、色あせの話は注文前にしておきます。決めておくことは次のとおりです。

  1. 着る場所・時間・季節を発注先に伝える
  2. 光の試験の結果が要るかを決め、あるかどうかを聞く
  3. 色の変化をどこまで問題とするかを、サンプル承認のときに決める
  4. 干し方の案内を、配るときの説明に入れるかを決める

TSUKUWEARのカタログの品番の情報には、光の試験の級の記載はありません。級が必要な案件は、相談のときに伝えてください。

屋外スタッフ向けの品番の選び方は、夏の暑さ対策ユニフォームとスタッフTシャツ・ユニフォームの作り方にまとめています。不良とする境目の決め方は、検品基準の作り方を参考にしてください。

例:屋外イベントのスタッフ80人

例として、仮に屋外イベントのスタッフ80人にTシャツを配り、4か月後に「肩だけ白っぽくなった」という連絡が4件来たとします。

  1. 4人に、着た時間・干し方・洗い方と、表と内側の写真をお願いする
  2. 写真で、肩と脇の下の色の差を見る
  3. 未使用の在庫を1枚出し、着た品と並べて撮る
  4. 記録と写真をまとめて、発注先に送る

4件とも肩だけが薄く、内側は濃いままなら、日光を疑う材料になります。原因の判断は、発注先の確認を待ちます。

次にやること

  1. 連絡が来たら、表・内側・脇の下を並べた写真をお願いする
  2. 未使用の在庫を1枚、日の当たらない場所に比べる見本として残す
  3. 次の発注では、着る場所と時間を伝え、光の試験の結果が要るかを決める

手元の表や資料のまま、送ってください

配分表・入稿データ・スケジュールが途中でも構いません。足りない項目は、ご返信で一緒に埋めます。

初回のご相談と概算のお見積もりは無料です。全国どこからでもご相談・納品できます。

ご相談 → 原則3営業日以内にご返信 → 仕様のすり合わせ → お見積もり → ご承認後に製作(仕様確定後6〜8週間が目安)

製作例:YouTuber「水ラーメン」の公式グッズ。2柄×3色・合計3,000枚、シルクスクリーン+刺繍の2工程を、発注から約5週間半で納品しました。事例を見る

LINEで送る例:「『Tシャツの色あせは日光か洗濯か』を読みました/300枚くらい/時期は未定」

用途・枚数・時期の3つが分かれば、最初のご返信ができます。ロゴやラフの画像があれば一緒に送ってください。LINEでも返信は原則3営業日以内です。

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