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TSUKUWEAR
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Tシャツの追加生産と在庫の考え方|初回を絞って追加で寄せる設計

「売れるか分からないから少なめに作りたい。でも足りなくなったら困る」。初回の枚数を決めるときは、誰もがこの板挟みになります。

答えは、初回と追加を最初からセットで設計することです。初回で全部を当てにいかず、追加生産を前提にすると、判断がずっと楽になります。

この記事では、初回を絞る設計の考え方と、追加生産のときに確認すべき点、在庫を持ちすぎないための整理をまとめます。

初回と追加をセットで考える

Tシャツの費用は「ボディ代・版代・加工費・付属費」で構成されます。このうち版代は枚数に関係なく発生する初期費用で、枚数で割ると1枚あたりの負担が変わります。

だからといって初回に大量に作ると、売れ残りが在庫になります。初回は売れる確信のある分に絞り、追加で伸ばすのが、リスクと単価のバランスが取れた設計です。

設計 長所 短所
初回に多く作る 初期費用の按分が効く 売れ残りのリスク
初回を絞って追加 在庫リスクが小さい 追加のたびに手配期間が要る

費用の構造についてはTシャツOEMの費用の内訳で詳しく解説しています。

初回の枚数を決める手順

初回の枚数は「確実に出る数」から積み上げます。希望的観測ではなく、根拠のある数字だけを足していきます。

例えばファングッズなら、イベントの来場見込みや過去の物販実績が根拠になります。ブランド立ち上げなら、初回の販売経路で捌ける現実的な数です。

  1. 根拠のある需要(予約・過去実績・確定した配布先)を数える
  2. そこに上振れ分を少し足す
  3. 色×サイズに配分し、中心サイズを厚くする
  4. 追加生産にかかる期間を確認し、追加の判断時期を決める

配分の考え方はサイズ展開と枚数配分の決め方にまとめています。

追加生産で確認する3つのこと

追加生産は「同じものをもう一度」ですが、初回とまったく同じ条件で作れるとは限りません。事前に確認しておく点が3つあります。

確認事項 内容
ボディの供給 同じ品番・色・サイズが手配できるか
版・刺繍データの扱い 追加時の扱いはお見積もり時に案内
納期 仕様確定後およそ6〜8週間が目安。数量・工程数・時期で前後

ボディの色は、品番の中で入れ替わることがあります。限定色や派手な色は供給が止まる可能性が定番色より高いので、追加を前提にするなら定番色を軸にします。

追加生産時の版の扱いは、加工先の条件によって変わります。追加を見込んでいることを初回の見積もり時点で伝えておくと、その前提で案内が受けられます。

追加のタイミングを決めておく

追加生産には手配期間がかかるため、「在庫が尽きてから」では間に合いません。いつ判断するかを、あらかじめ決めておきます。

目安は「残りが何枚になったら追加を検討する」という在庫の線です。販売のペースと手配期間から逆算します。

  • 販売ペース(一定期間に何枚出るか)を把握する
  • 手配期間中に売れる枚数を見積もる
  • その枚数を下回る前に追加を判断する
  • イベントが決まっていれば、その日から逆算する

イベント日からの逆算はイベント日から逆算する制作スケジュールで解説しています。

在庫を持ちすぎないための工夫

在庫は場所を取り、資金を寝かせます。持ちすぎない工夫は、初回の枚数だけでなく、企画の作り方にもあります。

工夫 効果
色数を絞る 色ごとの端サイズの余りを減らす
柄を絞る 柄ごとの在庫を管理しやすくする
定番色を軸にする 追加生産で同じ色が手配しやすい
予約販売を組み合わせる 根拠のある需要を先に集められる

ブランドとして継続するなら、初回は1〜2柄に絞り、反応の良いものを追加で伸ばす形が管理しやすくなります。立ち上げの全体像はブランド立ち上げのページにまとめています。

余った在庫の扱い

どれだけ設計しても、端のサイズは余ることがあります。余りを「失敗」と捉えず、最初から使い道を決めておくと気が楽になります。

  • スタッフや関係者への配布に回す
  • 次のイベントでセット販売にする
  • サイズ違いを組み合わせて親子セットにする
  • 数が少なければ記念品として手元に残す

余りが特定のサイズに偏った場合は、その情報が次回の配分の材料になります。売れ方の記録は、追加生産の精度を上げる財産です。

まとめ

  • 初回と追加をセットで設計し、初回は根拠のある数に絞る
  • 版代は枚数で割れる初期費用だが、在庫リスクとのバランスで決める
  • 追加ではボディの供給・版の扱い・納期の3点を確認する
  • 追加の判断時期を在庫の線で決めておく
  • 色と柄を絞り、定番色を軸にすると追加がしやすい

初回の枚数や追加の組み方は、用途と販売経路を伺えれば具体的にご提案できます。無料相談から、企画の概要を添えてお送りください。

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