キャラクターグッズのTシャツ|許諾を受けて作るときの監修と仕様の確認
許諾を受けたキャラクターのTシャツは、「許諾の範囲を確かめる → 監修に出す資料をそろえる → 監修の回数を工程に入れる → 量産」の順で進めます。日程が崩れやすいのは監修の往復なので、回数と日数を最初に見込みます。
監修とは、権利者(版元)がデザインや色、使い方が決まりに沿っているかを確認し、承認することです。デザイン画だけでなく、サンプルの段階でも確認が入ることがあります。
この記事は、ライセンスを受けた企業・店舗で、キャラクターTの制作を担当する方向けです。権利の判断はしません。許諾の範囲は、必ず権利者に確認してください。
最初に権利者へ確認すること
制作を頼む前に、次の点を権利者に確かめます。ここが曖昧なまま進めると、デザインを作り直すことになります。
| 確認すること | 具体的な中身 |
|---|---|
| 許諾のアイテム | Tシャツだけか、パーカー・トートも含むか |
| 用途と数量 | 販売か配布か、販売先・数量の範囲 |
| 使える素材 | 指定の絵柄・ロゴ・ガイドラインの有無 |
| 変えてよい範囲 | 色の置き換え、線の太さの調整、トリミング |
| 表示の指定 | コピーライト表記などの文言と、入れる場所 |
| 監修の窓口 | 誰に、何を、何回出すか。回答までの日数 |
グッズ制作の依頼先には、許諾の内容が分かる資料を共有します。TSUKUWEARでは、許諾の有無と範囲はお客さまと権利者の間の確認事項として扱い、制作側で判断しません。
監修に出す資料の一覧
版元の確認は、資料がそろっているほど往復が減ります。Tシャツで出すことが多い資料は次のとおりです。
| 資料 | 中身 | 出す段階 |
|---|---|---|
| デザイン画 | ボディに絵柄を置いた完成イメージ | 企画 |
| 位置とサイズの指示 | 胸・背中などの位置と、絵柄の実寸 | 企画 |
| ボディ色 | 品番と色名。複数色なら全色 | 企画 |
| 色見本 | インクの色番号、刺繍の糸色 | 版下 |
| 版下・刺繍データ | 色数を絞った版や、線を太くした調整 | 版下 |
| 表示の案 | コピーライト表記の文言と入れる場所 | 版下 |
| サンプル | 実物の発色・位置・質感 | 量産前 |
シルクスクリーンと刺繍で変わる点
- シルクスクリーン:インクの色ごとに版を作る。グラデーションや多色の原画は、色数を絞る調整の承認が要る
- 刺繍:細い線や小さな文字はつぶれやすい。線を太くするなどの変更は、変えてよい範囲に入るかを確認する
- 濃い色のボディ:発色のための下地で、色の見え方が変わることがある
色数の減らし方や版の数え方はシルクスクリーンの版代で扱っています。
タグ・表示まわりの確認
キャラクターTでは、首まわりのタグや個包装の台紙に表示を入れる指定が出ることがあります。
- 表示の文言と位置は、権利者の指定に合わせる
- ネームタグの付け替えや織りネームは、品番と仕様によって可否が変わるため、ご相談時に確認します
- 洗濯表示・品質表示は、用途を伝えて、表示が要るかと内容を確認する(洗濯表示・品質表示の基礎)
監修の回数を見込んだ工程表
監修は1回で通るとは限りません。差し戻しを1回見込んで日程を組むと、発売日から逆算しやすくなります。
| 段階 | やること | 日数の出どころ |
|---|---|---|
| 企画の監修 | デザイン画・位置・ボディ色を出す | 権利者の回答日数 |
| 修正 | 指摘を反映して再提出 | 社内の作業日数+回答日数 |
| 版下の監修 | 色見本・データ・表示の案を出す | 権利者の回答日数 |
| サンプルの監修 | 実物で発色と位置を確認 | サンプル制作+回答日数 |
| 仕様確定 | 数量・サイズ配分を確定 | 監修の承認後 |
| 量産・納品 | 仕様確定後およそ6〜8週間(TSUKUWEARの場合) | 数量・工程数・時期で前後 |
量産期間に監修の日数が上乗せされる形です。日付を入れた逆算は発売日から逆算する制作スケジュールを使ってください。誰がいつ何を承認したかの記録表はグッズの監修と承認の進め方にあります。
ボディの選び方
キャラクターの色をボディ色で表現したいときは、色数の多い品番から探すと見つけやすくなります。
| 品番 | 素材・目付 | 色数 |
|---|---|---|
| OE1116 | 綿100%・210g/㎡ | 42色 |
| TRS-700 | 綿100%・170g/㎡ | 23色 |
数値は掲載品番の値です。色数とサイズは、発注前に在庫と照合します。
よくある質問
許諾を受けていない段階でも相談できますか
仕様や日程の相談はできます。ただし、デザインの確定と量産は、許諾の範囲が分かってからになります。
監修用のサンプルは作れますか
加工の見本としてのサンプルは加工サンプルと量産承認のページで流れを案内しています。
まとめ
- 許諾のアイテム・用途・変えてよい範囲・表示の指定を、最初に権利者へ確認する
- 監修にはデザイン画・位置・ボディ色・色見本・表示の案をそろえて出す
- 差し戻しを1回見込み、監修の日数を量産期間に上乗せして逆算する
- 権利の判断はせず、許諾の範囲は権利者に確かめる
許諾の範囲(アイテム・用途・数量)と、監修のスケジュールが分かる資料を、キャラクター・タレントグッズの相談の窓口か無料相談のフォーム・LINEから送ってください。デザインが未定でも構いません。原則3営業日以内に返信し、監修の回数を入れた工程と仕様の組み方をお返しします。