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グッズの監修と承認の進め方|Tシャツ制作の確認フローと記録表

執筆・編集:TSUKUWEAR(品質と進め方/運営会社)

グッズの監修は、承認する人・承認する対象・回答の期限・記録の残し方の4つを最初に決めます。この4つが曖昧なまま進めると、サンプルの段階でデザインが戻ります。

監修にかかる日数は、製作の納期とは別に見込みます。TSUKUWEARの納期の目安は仕様確定後で、デザインの検討や事務所・権利者の承認にかかる期間は含みません。

グッズの監修とは、本人・事務所・権利者がデザインと仕様を確認し、「この内容で作ってよい」と承認することです。ここでは、Tシャツを例に監修の順番と、そのまま使える記録表・変更依頼票を示します。

誰が何を承認するか

関わる人が増えるほど、承認の範囲を先に分けておく必要があります。

承認する人の例 主に見るもの
本人(タレント・クリエイター) デザインの印象、着たときの見え方
事務所・マネジメント担当 表記、販売時期、販売方法との整合
権利者・ライセンス元 ロゴやキャラクターの使い方、規定との整合
企業の広報・ブランド管理 ロゴの色・大きさ・余白の規定

他者のロゴやキャラクターを使う場合は、許諾の要否と使ってよい範囲を権利者に確認し、その結果を書面で残します。グッズ制作全体の進め方はタレント・アーティストグッズにまとめています。

承認する対象と順番

承認は、後の段階ほど修正が重くなります。次の順で、一つずつ確定させます。

  1. デザイン案: 図柄・配色・入れる文字
  2. 入稿データ: 実寸・色指定・文字のアウトライン化
  3. 仕様: ボディの品番と色、位置・大きさ・色数・糸色
  4. サンプル(作る場合): 現物の仕上がり・発色・刺繍の再現
  5. 量産の数量: 柄×色×サイズの最終数

修正が費用と日程にどう響くかは、変更を依頼する段階で確認します。本生産に入った後の変更は、版や刺繍データの作り直しになる場合があります。承認のタイミングは品質と進め方で公開しています。

版番号と修正履歴を残す

「どのデータを承認したか」を後から追えるように、データには必ず版番号を付けます。

  • ファイル名に版番号と日付を入れる(例: A柄_v3_1007)
  • 修正指示は一か所にまとめ、誰の指示かを書く
  • 承認は口頭ではなく、メールなど文面で残す
  • 解禁前のデザインは、共有する範囲を決めて管理する

未発表の企画で秘密保持の取り決めが必要な場合は、ご相談の段階でお知らせください。

監修の記録表

柄ごとに1行ずつ、次の表で管理します。承認者が複数いる場合は、承認者ごとに行を分けます。

項目 記入例
対象 A柄・入稿データ
版番号 v3
提出日 10月7日
承認者 事務所の担当者
回答期限 10月10日
指摘内容 ロゴを10%小さく
結果 承認/条件付き承認/差し戻し
承認日と方法 10月9日・メール

条件付き承認は、条件を満たしたことを誰が確認するかまで書きます。

承認後の変更依頼票

承認(校了)のあとに直したくなることはあります。そのときは口頭で伝えず、次の票を1件ずつ出します。変更を出す人と、もう一度承認する人を分けて書くのが要点です。

欄 書くこと
変更の対象 柄・色・位置・数量のどれか。承認済みの版番号
変更の内容 変更前と変更後。図柄なら新しい版番号のデータを添付
変更の理由 誰からの指摘か(本人・事務所・権利者・社内)
再承認が要る人 前回承認した人のうち、変更で影響を受ける人
日程と費用の確認 工程の進み具合で変わるため、製作側の回答を待って確定
回答期限 この日を過ぎたら、変更せずに進めるかを決めておく

入稿後の修正は、すでに進んだ工程によって追加費用や納期の変更が生じる場合があります。変更の可否と影響は、票を受け取った時点の進行状況で回答します。

監修者に渡すときに添えるもの

画面のデザイン案だけを送ると、実物の大きさや色が伝わりません。承認を頼むときは、次のものを一緒に渡します。

  • 実寸で出力した図柄(原寸の印刷物、または原寸と分かるPDF)
  • ボディの品番と色、位置と大きさ(cm)を書いた配置図
  • インク色・糸色の色見本の番号
  • 前の版から変えた点の一覧
  • 回答の期限と、返信先

変更点の一覧を入口にして、監修者は最終版の全体と承認条件の整合を確認します。

監修期間の見込み方

監修の期間は、往復の回数と、差し戻しのたびに必要な修正の日数で決まります。次の式で、仕様確定日より前に置く日数を見込みます。

  • 監修に見込む期間 =(1回の回答にかかる日数 + 修正・再提出にかかる日数)× 想定する往復の回数 + サンプルの準備・作り直しの日数(行う場合)+ 予備の日数

承認者が増えると、1回の回答にかかる日数が延びます。協賛社のロゴを並べるTシャツでは、承認者が社外に複数いるため、スポンサーロゴ入りTシャツの承認記録表で回答をそろえます。

詰まりやすい場面と防ぎ方

監修が止まる場面は、事前の取り決めで多くを避けられます。

  • 途中で承認者が増える → 最初に承認者の一覧を作り、全員の合意を取る
  • 口頭で承認され記録がない → 文面で残すことを最初に決める
  • サンプルで初めてデザインが変わる → データの段階で実寸の出力を見てもらう
  • 画面と実物の色が違う → 色見本の番号で指定し、実物で確認する

サンプルで見る点はサンプル確認のチェックポイントにまとめています。

まとめ

  • 監修は、承認する人・対象・期限・記録の4つを最初に決める
  • 承認はデザイン案→データ→仕様→サンプル→数量の順に確定させる
  • データには版番号を付け、承認は文面で残す
  • 監修の期間は、(回答日数+修正日数)×往復回数+サンプル日数+予備で見込み、製作の納期とは別に置く

承認者と日程が見えてきた段階で、無料相談から企画の概要をお送りください。監修の期間も含めた日程をご一緒に確認します。

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