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TSUKUWEAR
実務ノウハウ公開 約6分で読めます

刺繍を数百枚以上で発注する|1枚ずつ縫う工程の日程と、色・サイズ別の振り分け

執筆・編集:TSUKUWEAR(品質と進め方/運営会社)

刺繍を数百枚以上で発注するときは、「縫う時間は針数と枚数に比例して増える」前提で納品日から逆算し、色×サイズ×刺繍内容の振り分け表を最初に作ります。

刺繍は、1枚ずつミシンで縫う加工です。版を作って一気に刷るシルクスクリーンとは、枚数が増えたときの日程の伸び方が違います。

だから大量の刺繍では、「何を何枚、どの刺繍で縫うか」が早く決まるほど日程が読みやすくなります。この記事では、その振り分け表と、日程を確かめる順番を載せます。

刺繍の大量発注で日程が延びる仕組み

刺繍の加工時間は、主に次の要素で決まります。どの要素がどれだけ効くかは、加工先の設備と段取りで変わります。

要素 縫う時間への影響 依頼側でできること
針数 大きさと、面を埋める密度で増える 刺繍にする範囲を決める
枚数 1枚ずつ縫うため、ほぼ比例して増える 合計と内訳を早めに固める
刺繍の種類 データと段取りが種類ごとに増える 種類を必要な数に絞る
位置の数 胸と袖など、位置ごとに縫う 位置ごとに1行で書き出す
アイテム Tシャツ・ポロ・キャップで段取りが違う アイテム別に数量を分ける

針数は、原稿をもとに加工先が出す数字です。依頼側が計算する必要はありません。

大量になるほど、刺繍の範囲を少し変えるだけで日程への影響も大きくなります。範囲を広げたいときは、仕様を確定する前に相談します。

納品日から逆算する

TSUKUWEARの納期は、仕様確定後およそ6〜8週間が目安です。数量・工程数・時期で前後し、確定の納期は見積書と注文確認書でご案内します。

仕様確定の前には、刺繍データの作成と縫い見本の確認があります。逆算は次の順番で組みます。

  1. 納品日(イベント日・導入日の前日ではなく、配布の準備に必要な日数を引いた日)を決める
  2. そこから仕様確定後およそ6〜8週間を引き、仕様確定の期限を出す
  3. 仕様確定までに、刺繍データの作成と縫い見本の確認を入れる
  4. 縫い見本の前に、原稿・位置・大きさ・糸色を決める期間を置く

日付を入れて計算するなら納品日からの逆算スケジュールを使えます。納期の起算点の考え方はTシャツOEMの納期で解説しています。

色・サイズ・刺繍内容の振り分け表

大量発注で日程が崩れやすいのは、数量の内訳があとから変わるときです。次の形で1行ずつ書き出すと、加工先に渡す情報がそろいます。

ボディの色 刺繍の内容・糸色 サイズ別の枚数
ブラック 胸ロゴA・白糸 S20 M60 L80 XL40 XXL20(計220)
ホワイト 胸ロゴA・黒糸 S10 M40 L50 XL30 XXL10(計140)
ネイビー 胸ロゴA・白糸+袖ロゴB・白糸 M30 L40 XL30(計100)

書くときのポイントは次のとおりです。

  • 同じ図柄でも、糸色が違えば別の行にする
  • 位置が増える行は、刺繍の内容の欄にすべて書く
  • サイズの枚数は、行ごとに合計を書いて全体の合計と照らす
  • 品番の色ごとのサイズ設定は、発注前に在庫と照合する

個人名や拠点名を1枚ずつ入れ分ける刺繍は、要相談です。人数と文字数を伺って、可否と進め方を確認します。

サイズの集計そのものは柄×色×サイズの数量集計表で作れます。

刺繍とプリントの2工程にするとき

刺繍にシルクスクリーンを組み合わせると、工程が2つになります。どちらを先にするか、位置が重ならないかは、デザインと品番を見て加工先と決めます。

確認すること 理由
刺繍とプリントの位置関係 近い位置だと、先の加工が後の加工に影響する
工程の順番 加工先の段取りで決まる
承認する見本 両方を入れた状態で確認する
色・サイズ別の加工対象 一部の色だけ刺繍、などを表で分ける

振り分けの考え方は刺繍とプリントの組み合わせ方にまとめています。

実績では、YouTuber「水ラーメン」の公式グッズを2柄×3色・合計3,000枚、シルクスクリーン+刺繍の2工程で製作し、発注から約5週間半で納品しました。この案件の実績で、通常の目安は仕様確定後およそ6〜8週間です。

大量でも仕上がりを揃えるために決めること

数百枚以上になると、縫う日や機械が分かれることがあります。仕上がりを揃える基準は、承認した縫い見本です。

  • 縫い見本を量産の基準として残す
  • 糸色は番号で指定し、見本と同じ番号を使う
  • 何を不良とするかは、注文前とサンプル承認の時点で合意する
  • 分けて納品する場合は、回ごとの数量を振り分け表に書く

ボディの染めロットまで含めた色の揃え方は1,000枚以上で色を揃える方法で解説しています。

Tシャツ・ポロ・パーカー・キャップを混ぜるとき

スタッフ用などで複数のアイテムをまとめて刺繍する場合は、アイテムごとに振り分け表を分けます。

アイテム 確認すること
Tシャツ・ポロ 生地の厚みと、刺繍まわりの引きつれ
パーカー フードやポケットと刺繍位置の関係
キャップ 型ごとの刺繍の位置と大きさ

キャップのOTC-364とOTC-365は、供給元のカタログに「マーキングは刺繍のみ」とある型です。プリントと迷う必要がなく、刺繍の位置と大きさだけを決めます(OTC-364)。

よくある質問

数百枚の刺繍は何週間かかりますか?

TSUKUWEARでは仕様確定後およそ6〜8週間が目安です。数量・工程数・時期で前後するため、内訳と納品日を伺って確認します。

刺繍の大きさや文字の細さに上限はありますか?

品番・位置・デザインで変わるため、ご相談時に確認します。原寸で印刷して服に当てると、検討が進めやすくなります。

追加で同じ刺繍を作るときは?

追加にも仕様確定後およそ6〜8週間かかります。刺繍データの扱いは、お見積もり時にご案内します。

数量の内訳と納品日を送れば、日程を確認してご案内します

相談の時点で、次の3つが分かれば日程の確認に進めます。

  • 上の振り分け表(色・刺繍の内容・サイズ別の枚数)
  • 納品日と、納品先の数
  • ロゴの原稿(ai・pdfがなければ画像でも可)

サイズの内訳が未定でも、合計の見込みと納品日だけで相談できます。返信は原則3営業日以内です。

まとめ

  • 刺繍は1枚ずつ縫うため、針数と枚数に比例して縫う時間が増える
  • 納品日から仕様確定の期限を出し、その前に縫い見本を置く
  • 色×刺繍内容×サイズを1行ずつ書く振り分け表で、内訳を早く固める
  • 2工程は位置関係と工程順を加工先と決め、両方入れた見本で承認する

大量製作の進め方はTシャツの大量製作・量産、刺繍の全体像は刺繍×シルクスクリーンのページにあります。振り分け表が途中まででも、無料相談からそのまま送ってください。

手元の表や資料のまま、送ってください

配分表・入稿データ・スケジュールが途中でも構いません。足りない項目は、ご返信で一緒に埋めます。

初回のご相談と概算のお見積もりは無料です。全国どこからでもご相談・納品できます。

ご相談 → 原則3営業日以内にご返信 → 仕様のすり合わせ → お見積もり → ご承認後に製作(仕様確定後6〜8週間が目安)

製作例:YouTuber「水ラーメン」の公式グッズ。2柄×3色・合計3,000枚、シルクスクリーン+刺繍の2工程を、発注から約5週間半で納品しました。事例を見る

LINEで送る例:「『刺繍を数百枚以上で発注する』を読みました/300枚くらい/時期は未定」

用途・枚数・時期の3つが分かれば、最初のご返信ができます。ロゴやラフの画像があれば一緒に送ってください。LINEでも返信は原則3営業日以内です。

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