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TSUKUWEAR
グッズ・ノベルティ公開 約4分で読めます

イラストレーター・漫画家のアパレルグッズ|原画をシルクスクリーンに落とす流れ

執筆・編集:TSUKUWEAR(品質と進め方/運営会社)

原画をシルクスクリーンのTシャツにできるかは、その絵を「色ごとに分けられるか」で決まります。線画は1色で刷りやすく、ベタ塗りのカラーは色の数だけ版を組みます。グラデーションや水彩のにじみは、図柄ごとの相談になります。

そのうえで、線の太さ・刷る実寸・色の指定の3つを、作家側と加工先の間で確認すると話が進みます。

作家本人が依頼する場合も、出版社やマネジメントの担当者が依頼する場合も、確認する中身は同じです。TSUKUWEARは100枚以上のご相談が中心ですが、100枚未満も条件を伺って確認します。

原画の種類別の判断表

まず、手元の原画がどの種類に近いかを見ます。シルクスクリーンは色ごとに版を作る加工なので、色の境目がはっきりした絵ほど版に分けやすくなります。

原画の種類 シルクスクリーンでの扱い 確認すること
線画(白黒) 1色で刷りやすい 刷る大きさでの線の細さ
ベタ塗りのカラー 色の数だけ版を組む 色数と、まとめられる色
トーンのある漫画原稿 図柄によって要相談 細かい点や網目の大きさ
グラデーション・水彩・厚塗り 要相談 色の段階をどう分けるか
写真・写真のような絵 要相談 表現の方法そのもの

「要相談」の原画も、作れないという意味ではありません。どこまで原画に近づけられるかを、データを見て個別に判断します。

色数が多いベタ塗りの絵は、色を減らす工夫で刷りやすくなることがあります。手法はシルクスクリーンの多色刷りにまとめました。

原画からグッズになるまでの流れ

全体の流れは次のとおりです。作家の確認が入る場面を先に決めておくと、手戻りが減ります。

  1. 原画のデータ(スキャン画像・制作データ)を集める
  2. ボディの品番・色と、刷る位置・実寸を決める
  3. 原画を色ごとに分ける方針(版の組み方)を決める
  4. 版の組み方と完成イメージを作家・権利者が確認する
  5. 加工サンプルで、線と色を実物で確認する
  6. 承認したサンプルを基準に量産する

TSUKUWEARの場合、量産は仕様確定後およそ6〜8週間が目安です。数量・工程数・時期で前後するので、発売日やイベント日から逆算して作家の確認期間を確保します。

作家と加工先の間で確認する項目

次の表は、誰が何を決めるかの分担表です。作家・版元と、加工先との間で取りこぼしが出やすい項目を並べています。

項目 作家・版元が決めること 加工先で確認すること
色の指定 使う色と、変えてはいけない色 指定の色をインクで出せるか
線の太さ 原画の線を保つ範囲 刷る実寸で線がつぶれないか
実寸 Tシャツ上での大きさ 位置と品番で刷れる大きさか
ボディ色 絵が映える地の色 下地の要否と発色
修正の範囲 色や線を整えてよい範囲 版を作るために必要な調整

線の細さは「刷る大きさ」で決まる

原画では見えている細い線も、Tシャツの上で小さく刷ると細くなりすぎることがあります。刷る実寸で印刷して、線が見えるかを紙で確かめるのが手早い方法です。

細かい描き込みを残したい場合は、刷る大きさを上げるか、線を少し太くするかを作家と相談します。

権利と監修の確認

作品をグッズにするときの権利の扱いは、作家と出版社など権利を持つ側で確認していただく内容です。依頼の前に、次の点を整理しておくとスムーズです。

  • グッズ化を誰が承認するか(作家本人・出版社・制作会社など)
  • 色や線の調整を、誰の承認で行うか
  • サンプルの確認を誰が行い、どう記録するか

承認の流れと記録の残し方は、グッズの監修と承認の進め方に記録表があります。

データの渡し方

原画のデータは、加工先が版を作るための材料になります。次のどれか1つがあれば、相談を始められます。

  • 原画をスキャンした画像(できるだけ大きなサイズ)
  • 色ごとにレイヤーを分けた制作データ
  • ai・pdfなどのベクターデータ

画像しか手元にない場合も、そのまま送っていただいてかまいません。データの整え方はTシャツプリントの入稿データで解説しています。

よくある質問

漫画の1コマをそのままTシャツにできますか?

線画が中心のコマなら1色で刷りやすい一方、トーンや細かい描き込みは図柄によって要相談です。原画を拝見して判断します。

普段着として着られるデザインにしたいです

絵の大きさや色数、ボディ色の選び方で印象は大きく変わります。考え方はファングッズを普段着られるデザインにするコツで扱っています。

まとめ

  • 原画は「色ごとに分けられるか」でシルクスクリーンでの扱いが決まる
  • 線画は1色、ベタ塗りは色数ぶんの版、階調のある絵は要相談
  • 線の太さ・実寸・色の指定を、作家と加工先で分担して確認する
  • 権利と監修は、作家・出版社など権利を持つ側で承認者を決めておく

原画の画像と、使いたい色を送ってください。版の組み方の案をお返しします。数量や発売日が決まっていなくても大丈夫です。タレント・クリエイターのグッズ制作の進め方も参考にしながら、無料相談のフォームかLINEでご連絡ください。返信は原則3営業日以内です。

イベント日と、だいたいの枚数だけで相談できます

柄や色の数、サイズの内訳は決まっていなくて構いません。日程から逆算して、間に合う進め方を最初にお返しします。

初回のご相談と概算のお見積もりは無料です。全国どこからでもご相談・納品できます。

製作例:YouTuber「水ラーメン」の公式グッズ。2柄×3色・合計3,000枚、シルクスクリーン+刺繍の2工程を、発注から約5週間半で納品しました。事例を見る

ご相談 → 原則3営業日以内にご返信 → 仕様のすり合わせ → お見積もり → ご承認後に製作(仕様確定後6〜8週間が目安)

LINEで送る例:「『イラストレーター・漫画家のアパレルグッズ』を読みました/300枚くらい/時期は未定」

用途・枚数・時期の3つが分かれば、最初のご返信ができます。ロゴやラフの画像があれば一緒に送ってください。LINEでも返信は原則3営業日以内です。

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